尿酸値と言えば現在は通風との関係で取沙汰されていますが、それだけではないようです。
ドロップアシッド:尿酸の驚くべき新しい科学-体重を減らし、血糖値を制御し、並外れた健康を達成するための鍵
と言う本が出版されました。
糖質制限でも尿酸値が上がるケースはあるとドクター江部のブログに書かれています。でも江部先生ご自身は例えば、江部康二は、2002年以来13年間、スーパー糖質制限食実践で130g~150g/日のタンパク質を摂取していて、かなりの高タンパク食です。しかしながら、尿酸値はこの10年間、一貫して2.4~3.5mg/dl(基準値は3.4~7.0)程度と低い方です。>とのこと。
上記のDrop Acidの著者のパールマッター博士は尿酸値5.5mg/dl以下が望ましいと述べているので、江部先生とても健全なのですね。
ジョンズホプキンスの研究では高レベルの尿酸と貧弱な認知能力との間に非常に強力な相関関係があるらしいです。これは無視できませんね。この本をダニーデン図書館にリクエストしたらすでに各地の図書館でリクエストが出されていたので、かなり注目されているようです。
そこでちょっと気になるのが、尿のpHと尿酸値の関係です。ここには
高尿酸血症の患者さんは、酸性尿(pH6.0以下)を示す頻度が高く、
と書かれているので全く関係がないとは言えないのでしょう。パールマッター博士の本でもビタミンC、コーヒーの摂取を勧めているのでアルカリ食品を摂って酸性化を防ぐことと尿酸値を下げることは関係があるのでしょう。
そこでアルカリ食品、酸性食品、重曹の摂取で尿pHの変化が体に与える影響について福田先生の最新のブログ記事。
ここで最後の方に述べられている京都からすま和田クリニックの研究結果で、強力にアルカリ化(尿pH8以上とか)した場合としなかった場合の化学療法の効き方に明らかに差があることが示されています。
ではがん治療としてではなく健康を望む人が普段に取り組むことについて。
毛細血管がもろくなるとその周辺には十分に酸素が届かなくなる、すると水素イオンが増えて体液は酸性化してしまうでしょう。こういうことも酸性尿が改善されないことに影響するのではないでしょうか。たとえば腎臓においてもここ数年、⽑細⾎管が⽼化や病気に与える影響が注⽬されています。なかでも⾎液が流れなくなった「ゴースト⾎管」はさまざまな深刻な病を招き、慢性腎臓病(CKD)とも深い関わりがあることがわかっています。腎臓の「ゴースト⾎管」を増やさないようにとあります。
この毛細血管を健全にして増やす方法にルイボスティー、シナモン、ヒハツが推奨されてますが、それ以外呼吸法を勧めているのがあります。こんなのなら簡単で良いのではないでしょうか。
ゴースト血管ケア:呼吸法
自律神経を唯一制御できる方法が「呼吸」。腹式呼吸で横隔膜を大きく動かすことで副交感神経が優位に。
【4・4・8呼吸法】
より効果的に副交感神経を優位にできるよう、根来先生が開発した「4・4・8呼吸法」。安眠できるようになることによりストレス耐性を養う効果も。
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尿酸簡易測定器
82ドル70セントですねえ、ちょっとほしいけど。