朝の血糖値は特に高くなければ気にしなくて良いとわかって、昨日は出かける前、何も食べず、1時間ほど歩きました。
このところ天気が悪くて夫さんの山散歩もままならず、空腹時間を延ばして、脂肪を燃やすのも良いだろうとの判断です。
溜まれば燃やせば良いだけ。とってもシンプル!糖尿病だけでなく、所謂生活習慣病にはインスリン抵抗性(インスリン分泌過剰)が大きく影響します。
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全部NZ産、97%ラム肉、塩、ビネガーパウダー、ペッパー、Kawakawa(NZ原産の木、マオリ族がかつて森に生きていた時代には、このカワカワは薬として使われていたらしい。
文献によれば、葉っぱを煮て、その葉っぱを傷口に絆創膏のようにかぶせたり、生の葉を噛んで歯の痛みをやわらげたり、その煮汁をお茶のように飲んでいたりと頻繁に利用していたんだとか。煮汁は肝臓の問題を解決してくれるという。まさに森の薬、マオリハーブの代表格だ。
その他、ビートルートパウダー、VC,ハーブで合成添加物はなし。植物性油も入っていません。
1枚125gあたり、カーボ1.5g、プロテイン約20g、脂質約20gでうち飽和脂肪10gです。体に悪いと言われる飽和脂肪たっぷり!
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Dr.Fungの提唱するLCHFのHはハイのHではなくヘルシーのHです。
ではヘルシーファットとは何でしょう?
現在では飽和脂肪酸は悪い油扱いです。しかし摂取した飽和脂肪と肝臓で作られる飽和脂肪酸は同じですか?
Dr.Fungの本には、異所性脂肪(肝臓で作られ、溜まったり、血液中にも流れて他の臓器にも付着、骨格筋に入りインスリン抵抗性になる)、は食べた飽和脂肪ではなく、余剰な糖質(特に果糖)由来、それが悪いsdLDL-Cを増やす原因となると書かれています。
これに関した情報を日本語で検索してもあまりヒットしないのですが、一つ2018年と比較的新しい姫路赤十字病院誌に掲載された論文
が出てきました。
file:///C:/Users/tatsu/Downloads/p10_%E5%A7%AB%E8%B7%AF%E8%B5%A4%E5%8D%81%E5%AD%97_%E7%97%85%E9%99%A2%E8%AA%8C%EF%BC%88%E8%AB%96%E6%96%87%EF%BC%8942%E5%8F%B7-3.pdf
結構おもしろいんです。
要旨
<現行の食事ガイドラインは低脂肪,低飽和脂 肪酸を推奨しているが,飽和脂肪酸の消費量の 増加と総死亡率や心血管疾患事象のリスク上昇 の関連性は低いこと,逆に飽和脂肪酸の摂取量 が多いほど脳卒中のリスクが低くなることが, 最近の研究で示されている.>と書かれています。
そして<一方で,炭水化物, 特にフルクトースの摂取量が多いと,脂肪蓄積 やインスリン抵抗性が悪化することも分かって きた.つまり,総脂質摂取量を制限しても健康 が改善する可能性は低く,むしろ脂質は適量摂 取し,同時に炭水化物の摂取量を減らすと,総 死亡率が改善する可能性が示唆されている.>素晴らしいですね。
そして14ページ
<飽和脂肪酸,特にパルミチ ン酸やステアリン酸は食事の主成分であり,ま た炭水化物からも新生される.>とありますが、炭水化物から新生された飽和脂肪酸についてそれ以上の記述はありません。
続く