タイトル変更 

初めは<マヌカハニー メチルグリオキサール 糖尿病>でしたが、FBに、ネズミの実験では、高脂肪食でインスリン抵抗性が生じ、インスリン濃度が高まり、結局は寿命が短縮する、人間でも同じ、という果糖はOKなMEC医師の投稿があったので、ちょっとタイトル変更しました。

 

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 NZで有名なマヌカハニーですが、そのユニークな成分の値を示すのがUMF、以前はこれだけでした。

 でもこの数値を表示するためにかなり使用料がかかるからと、MGOを使う業者が増えました。

 この写真のみたいに両方表示してあるのもあります。世界的な人気で価格は高騰したので、私は以前ならUMF20+を購入、薬効があるのは15+以上と言われていますが、今は10+以上はちょっと買う気になりません。

 

 で、そのMGOはメチルグリオキサール(AGEの前駆体とされている)の略です。

 

 10年ほど前にマヌカハニーに発がん性があるとの噂がネット上に広がったことがあったそうで、これの販売業者の人が焦りまして、噂の根拠を探った記事がこちらです。

 

 

 噂を探ると東北大学のある准教授(名前は不明)に行きついたそうで、発がん性について言及してはおらず、糖尿病の患者で増えていることがわかったという論文を発表したそうです。ニュースはこれしか見つかりませんでした。

 

 

 

「血中のMGO濃度が高い患者(2型糖尿病)ほど、5年後の血圧上昇や動脈硬化進展の危険性が増す」という内容で、MGOが危険予測因子として重要である事が確認されており、とありますので、これはやはり気になります。

 

 研究中の試薬情報として、

 

 

MGOについては,慢性腎臓病,心血管疾患,糖尿病,動脈硬化などの疾患に関するバイオマーカー,疾患の原因物質,症状緩和および予防の標的物質として様々な研究が進められています

ですので、多いのは当然NGです。

 

 反面 コロナ禍の今、ちょっと嬉しい情報としてこんなのもあります。

 

 

 

 なお、メチルグリオキサールは豚肉やココアにも少し含まれているそうです。それでコロナ対策とまでは言えませんが。

 

 メチルグリオキサール、一体食べて良い効果と体内で生じて害になるのと、どう判断したら良いんでしょうか?まだまだ良くわかっていません。

ともかくメチルグリオキサールは最終糖化物質AGEsと関連が深いので、それを生じさせる高血糖と果糖の摂りすぎはなるべく避けるのが一番なのははっきりしています。

 

 しかしなるべく避けるようにしてもある程度は年を経るごとに溜まっていくと言われるAGEsですが、糖尿病薬メトホルミンに

 

概要<終末糖化産物(AGE)は糖尿病の主要な炎症性メディエーターであり、マクロファージを介してアテローム性動脈硬化症の進行に影響を及ぼします。メトホルミンは、完全に解明されていないメカニズムを通じて、糖尿病性アテローム性動脈硬化症の進行を遅らせます。>効果が期待できそうです。

 

 

 現在は500mg服用中の夫にはなるべく続けてもらって、私にも何か対策はないかな?と検索して行ってこれである程度整理できた。

 

 

 最近観光客が減って土産物として人気のあったローヤルゼリーやプロポリスが安くなっていて、先日もある薬局でこれが50NZドル、1瓶300カプセルで約1年分なので、この価格ならお得と思った。で、次に買いに行ったらセールは終わった、66ドルに戻っていた。でも安いと思って買いに来たと言ったらセール価格にしてあげるって。嬉しくて2瓶買ってしまった。なんのこっちゃ。いや国境が開いたらまた高くなるかもと思って。

 

 せっかく買ったのでプロポリスを検索、日本のはちみつ屋さんの資金による研究ですが。元論文が日本語だからか、自動翻訳でもわかりやすいです。

 

 

 

マウス骨格筋の糖化ストレスに対するブラジルのプロポリスの保護効果

 

 概要 <骨格筋は、身体の運動機能の維持に寄与する最大の器官です。また、ブドウ糖と脂質の代謝の主要な部位であり、ミオカイン分泌を伴う内分泌器官でもあります[ 1 ]。多くの疫学研究により、2型糖尿病の人々は筋力と筋肉量が低い傾向があることが明らかになりました[ 2 ]。この骨格筋機能障害の潜在的な根本的なメカニズムは、高血糖、慢性炎症、および酸化ストレスに関連しています[ 2 ]。

ここでちょっとドキッとするのが、

20週間のMGO治療は、長指伸筋(EDL)の筋肉の重量を減らし、ヒラメ筋に入る傾向がありました。ブラジルのプロポリスの摂取は、EDL筋肉のこの変化に影響を与えませんでしたが、MGO治療に関係なく、ヒラメ筋の重量を増加させる傾向がありました

MGOの摂取で速筋(鍛えると増える筋肉)が減るの?やはりメチルグリオキサールは摂り方に注意が必要かも!!!

ブラジルのプロポリスが(速筋の)AGEの蓄積を阻害し、MGOの解毒を促進し、骨格筋の炎症誘発性反応を低下させることにより、糖化ストレスに対する保護効果を発揮することを示唆しています。>試す価値ありやな。

 

<はじめに>に

若いマウスでAGEを豊富に含む食事を16週間摂取すると、筋肉量の減少、握力の低下、筋肉量に対する力の低下、筋肉の疲労性など、骨格筋の変性変化が引き起こされることが明らかになりました。14 ]。さらに、骨格筋中のAGEの処理は、若い男性と女性の齧歯[におけるインスリン抵抗性を誘導することが示されている1516 ]>AGEの処理のためにインスリン抵抗性が上がる?これは知らんかった。

 

 AGEの摂取がAGEの蓄積に影響するか否かはまだはっきりしてませんが、ここでは影響あり!AGEは調理の仕方でも増えるし、たんぱく質は加工するごとにAGEは増えるらしいとは知っていたので我が家では電子レンジでも温め直しはなるべくしないのです。
 

 最後にこの論文の概要だけでも読んで疑問に思うことがある程度解消しました。夫にもプロポリス勧めてみよう。たぶん拒否されるけど。