今日は夫に付き合って朝早くからダニーデンホスピタル。

 NZはデイライトセイヴィングで1時間早い夏時間なので、家を出たのは7時45分だけど、本当は6時45分で、私がこんな早く出かけることは滅多にありません。寒波は過ぎましたが、まだ空気が寒く、吐く息は白い。

 こんな時間に出勤前のジョギング、何人も見かけました。凄く健康的。やる?やらない。

 25分ほど歩くと植物園があり、例えば毎朝ここまで歩いて裸足で芝の上を歩くと放電もできて、これもすごく健康に良さそう。やる?やらない。健康のためにどこまで頑張るか、どのあたりで手を打つか。まあ、夫婦とも細く長く大病せずに生きて行ければ良し。

 さて病院では今日はベテランの先生が診てくれて、OCTによる検査では今回は前回より良くなっていて、若い先生には糖尿病性眼科疾患といわれていたのが、ベテランの先生の見立ては、白内障手術の影響だったのではないかと。そうでしょう?!血糖値も安定しているのに、変だねえって以前に糖尿病アニュアルチェックしてくれたナースも不審がっていたんです。2009年の発覚時には片目だけレーザー手術しているし、両眼ある程度の損傷はあり、手術の影響で乱れが生じても仕方ない、血糖値コントロールミスではない、これで私の胸のつかえも取れました。次回の経過観察は来年早々かな?たぶんまだNZから出ていることはないでしょう。

 

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 ところであちこちのブログでFB断糖グループの主宰者が亡くなられたのは断糖のせいのようなことを書いてあるのを見かけます。

 この方は糖尿病性腎症で腎臓移植を受けられています。その後断糖、糖質制限されて、元気に活動されていたのですが、最近経済的事情で夜中に肉体労働をせざるを得ない状況に陥っていました。60歳代で、それまで経験のなかった肉体労働、それも酷暑の中で、です。それで脱水を起こして脳内出血の結果、残念なことになられたらしいのです。もともと腎臓移植するしかないまで悪化していたので、全身の血管にも損傷はあったでしょうから、あまりにも無謀だったと言えます。しかしそうするしかなかったのでしょう。それを食事内容が極端すぎたからと批判されるのは、本人が望むことではないでしょうから、ここで説明させていただきました。

 糖質制限やケトン食しても効果ない、病気になる、がんになる、そんな人もいるでしょう。すべての人に万全な食事療法はないし、仮にあったとしても、人それぞれ個人的事情はあるわけで、誰でもが精神的、肉体的に万全に健康で寿命まで生き延びることができるわけではないでしょう。ただそのリスクを減らすためのあれこれ自分で折り合いをつけながら選択していくだけのことです。