2013年とちょっと古い糖尿病ネットワークの記事ですが、酸性食品の摂りすぎで糖尿病リスクが上がる可能性があるそうです。
このように書かれていたら、健康な人では問題ないのでは、と思って当然です。体液の血液では赤血球の働きで厳格に7+を維持するのですが、血液以外の体液ではもう少し幅があると言われています。実際は細胞は間質液の中にあり、インスリンはこの細胞にグルコースを取り込む作用をします。このインスリンは血液と同じpHでもっとも効きが良く、これより酸性では効果が劣るという見方があります。これは間質液が酸性でインスリン抵抗性が高まると言えるのではないでしょうか。
最近でた日本発の論文<非糖尿病患者における低尿pHとインスリン抵抗性との関連
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29421826
>というのがあります。
糖質制限では耐糖能、インスリン抵抗性は改善されないというアンチ糖質制限の揶揄もある意味では当たっているかもしれません。しかしアルカリ化を心がけることによって、インスリン抵抗性を下げることはできると思います。その試みの一つが尿の酸性化を減らすことと現在考えています。もちろん間質液と尿はイコールではありません。しかし一番反映しやすい、測りやすい点で尿がベターだそうです。
尿pH試験紙実験はまだまだ続けています。
朝一で少し重曹水、午前中はずっとアルカリ、午後空腹感を覚える前に重曹水(これは添付のスプン1.7g)、でもおやつ以後は酸性気味、夕食にお酒も飲むので、酸性気味、寝る前も酸性気味の6.5が多いですが、就寝前に服用で夜中にトイレに何度もたった経験があるので、重曹は1g以下、大抵このパターン。夫にも同じく。
理想的には朝一で7(中性)以上ですが、これは特にベジタリアンでなければなかなか達成できないレベルでしょう。
植物食は短期では一定の人には良い効果(あるいはまたがん治療のために常時8以上を目指す場合もあり)があるかもしれませんが、動物性たんぱく質や飽和脂肪酸は体に必要なものなので、食べ過ぎはダメですが、必要なものは食べます。
またアルコールも体液を酸性に傾けますが、これも止めると楽しみが減るので、今の所やめられません。しかし、もしがんに罹患したら、お酒は絶対止めます。
がんとがん周辺の酸性化の是正のために患者さんにはpH8以上を勧める京都からすま和田クリニック(京大卒)、アルカリ化のために植物食を勧めるアルカリラボ(主催の先生は京都府立医大卒http://www.alkalilabo.com/about/)、そして糖尿病と間質液の関連を研究されている丸中先生(京都府立医大卒)とみなさん京都なのです。(お友達なのでしょうか?)
丸中先生の参考資料 (バイアスあり?)二つ https://www.beelab.jp/grant/report/propolis_04.html
http://www.kampoyubi.jp/workshop/pdf/20180616.pdf