MCTオイルパウダー、無事10日以内に届きました。
 それで安心して、ココナッツオイルを試してみたい友人にココナッツオイルパウダーを贈る手配をしました。
 この友人の母上に認知症があり、でも身の回りのことは出来ていた、けれど最近風邪で発熱し、入院したところ、軽い脳梗塞を発症してしまったのです。
 私は以前からココナッツオイルを試されたら良いのに、とは思っていましたが、直接勧めるのは躊躇していたところ、友人から意見を求められたので、これ幸いとばかり、試す価値はあるよと応じたのです。冬場は固まって扱いに困るので、パウダーはとても重宝すると思います。せめて、友人の母上が入院前の状態に戻られますように、、、、。
 
 軽く話題にするならともかく、今困っている人に何かを勧めて、迷惑に思われることもあるでしょう。
 先日以前に大腸がんを手術した友人と会いましたが、体調、経済状態(体調が悪いから働けない)とも、今生きているだけで精一杯な様子。食生活を変えるとか、体操をするとか、新しいことにチャレンジするにもエネルギーは要るわけで、私が共に暮らして一緒に面倒をみるくらいの関係でなければ、迂闊に何事も勧められるものではないと思いました。こういう人にはまず医療大麻で体の辛さを取ってあげることこそ必要です。日本ではまだまだ不可能なようですが、黙っていては進まない。一刻も早く保険医療内で医療大麻治療が受けられますように。
 ケトジェニックセラピーはがんセラピーなら長期に続けなければならないし、経済的にも、身内の協力も余裕のある人に限られますね。
 
 追加、ですが、最も書き記したかったのはこれ、日本での主治医が決まりました。
以前から糖質制限派のこの先生に診てもらえたら!と思っていたんですが、転職されて大阪でも勤務なさるのです。願いが通じたのかしら。この先生なら、もし私が大病をしたらベストな治療法をあれこれと一緒に探っていただけるはず。
 今回私は基礎インスリン値を調べたかったのですが、結局どこにもトライせぬまま。次の帰国では必ず、K先生にお願いしようっと。これもまた次回帰国の楽しみができました。
 *************
 
 さて本題ですが、いつも糖尿病情報を参考にしているメンドーサさんの記事。
 セレンの摂取で糖尿病リスクアップの可能性があるそうです。
 確かに以前からセレンに関しては糖尿病のリスクありの説はありました。でも抗酸化物質であり、抗がん効果あり、肌に良いとかも言われているので、摂りすぎないように、セレンを多く含むブラジルナッツは1日1粒食べていたのです。
 
 しかし記事によると、2016年12月に発表された、アメリカのいくつかの州に亘った研究(対象1800人、12年間)、1日200マイクログラムで結腸直腸がんの予防になるか、では、残念ながら効果は見られず、それどころか、62歳以上の人では糖尿病の罹患率が2倍以上であったそうです。
 
 サプリメントでなくてもブラジルナッツ中1粒で約96マイクログラム、またマルチビタミンサプリメントには100マイクログラム以上含まれているのがあります。他の食品にも含まれているので、容易に摂りすぎになる危険がありますね。
 
 ところでセレンがなぜ糖尿病リスクをあげるか、(In 2007) the journal Diabetes Care published “Serum Selenium and Diabetes in U.S. Adults.ではセレンは時に活性酸素を生成する、それがインスリン抵抗性を高め、膵ベータ細胞に影響するのではと推察しています。
 
 まだ不明な点は多いのですが、とりあえず(いつものごとく、触らぬ神に祟りなし)摂りすぎには要注意。ブラジルナッツ、食べるのはやめようかな。
 
 でもセレンって一般には抗酸化作用があるのに、活性酸素を生成することがある。これが糖尿病に繋がる可能性があるのなら、福田先生のブログの
(一部抜粋)<活性酸素の産生を高める方法(ジクロロ酢酸、メトホルミン、2-デオキシ-D-グルコース、ケトン食、スリンダクなど)>
 メトホルミンやケトン食が活性酸素の産生を高める?メトホルミンは糖尿病の薬なのですけど、これでインスリン抵抗性が高まるの?、、、。またケトン食でもインスリン抵抗性が高くなったり、糖尿病になったという話も私の知る限りではないわけで。非常に混乱します。
 
しかしとりあえず抗酸化サプリメントを健康な人が摂るのはやはり慎重にしたいです。
 以下一部抜粋します。
<少なくとも、細胞に備わった抗酸化システムの働きを高めることは健康や抗老化や寿命延長や発がん予防にプラスになります。
問題は、抗酸化剤をサプリメントとして外来性に補充する場合です。
多くの人は、「抗酸化作用のある食品やサプリメントを多く摂取すると、老化や病気の予防につながる」ということは理論的に正しいと考えます。
抗酸化作用を唱った健康食品やサプリメントが多数販売されていますが、その宣伝文句は、「抗酸化剤は体の活性酸素を消去して、活性酸素の害を減らす」という点を強調しています。
しかし、外来性の抗酸化剤の補充が健康に悪い影響を及ぼすことは最近の多くの研究で証明されています。抗酸化性のサプリメントが寿命を短くし、がんの発生を促進することが報告されています。>
 
追加
福田先生のブログ
<抗酸化剤摂取の2面性>
カロリー制限や適度な運動、2-デオキシ-D-グルコース(2-DG)、メトホルミン、レスベラトロールはミトコンドリアでの呼吸活性を上昇させ、活性酸素種の発生を増やす。その結果、細胞は転写因子のFox03aやPGC-1α(ペルオキシソーム増殖因子活性化受容体γコアクチベーター1α)やNrf2の活性を高め、抗酸化酵素や解毒酵素の発現を高め、ストレス抵抗性を高めて、加齢関連疾患の発症を抑制し、寿命を延ばす。一方、過剰なカロリー摂取や過度の運動は活性酸素の産生が増え、細胞膜やDNAの酸化傷害を高め、加齢関連疾患を促進し寿命を短縮する。抗酸化剤の摂取は、酸化傷害を防ぐ場合と、ホルミシス効果を弱めてストレス抵抗性を弱める場合の2面性がある。
 
←(生体に良い活性酸素) カロリー制限や適度な運動、2-デオキシ-D-グルコース(2-DG)、メトホルミン、レスベラトロール
←(生体に悪い活性酸素)過剰なカロリー摂取や過度の運動←過度の運動の後に、発生した活性酸素の害を軽減する目的で抗酸化剤を摂取するのは意味があるかもしれません。
しかし、日頃から過剰の抗酸化剤を摂取していると、むしろ細胞の抗酸化力や解毒力などのストレス抵抗性を弱めて、酸化傷害を受けやすい状態になる可能性があります。
←フラボノイドなどのポリフェノールは抗酸化作用以外に、様々な薬理作用を持つので、有用性と有害作用は総合的に判断する必要があります。
 
*******
もう2年も更新が止まっているバジルさんのブログ。
この方はずっとがん予防にVCを摂っていましたが、がんになってしまいました。
再発後にはケトジェニックダイエットもしましたが、我慢が続きませんでした。その後急激に悪化したように見えます。私には日本から糖質制限材料(グルテンを含む)など取り寄せられてから崩れだしたように思えました。もし自己流でトライしたい人(女性は特に)はバジルさんの貴重な体験も生かせていただきたいと願います。