Dr.NaimanとDr. FungではどちらもLCHF(蛋白質は適量)+ファスティングを推奨していますが、どちらかというとDr.Naimanはボディメイク系、Dr. Fungはより一般向きな感じです。

 

 Dr. Fungは少し前にはテレビ出演して、何を食べるか、より、いつ食べるかが大事、今のように頻回に食べてなかった1960年とか70年に戻ろうと語っています。そして食事は急激にインスリン分泌が起こるものを避ければ何を食べても良いと。これなら老若男女、すべてに受け入られやすい。まずここから始めて、もっと痩せる必要のある人は、より長いファスティング、また糖質、蛋白質の制限をしていけば良いのですね。

 

 そしてDr.Naimanは過去にベジタリアンで、それがうまくいかなかった経験から、積極的に脂質の多い動物性蛋白質を摂るように勧めていますが、 Dr. Fungでは、動物性蛋白質の方が植物性よりインスリン分泌が多いから、また他の理由(下記)で注意しています。

 ファング先生はもともと腎臓専門なので、余計に気になるのかも知れません。

 推奨は普通の人の場合<妊娠中とか、授乳中とか、筋トレして筋肉を増やしたい人(←蛋白質を増やすだけで筋肉は増えませんよ)、などなどは除く>体重1kgあたり0.8gをお勧めです。かなり厳しいですよね?

https://intensivedietarymanagement.com/dietary-fat-hyperinsulinemia/

https://intensivedietarymanagement.com/how-much-protein-is-excessive/

を参考にしました。

 

 実は最近糖質制限をしている人が尿たんぱくの問題が出たというブログを読みました。糖質制限では腎臓に問題のある人は禁忌となっていますが、それを軽く見られたのか、かなりの高蛋白質食だったそうです。そうなる前に尿たんぱくの検査よりもっと微妙な段階でチェックする尿アルブミン検査は必要だと思います。またこれは動脈硬化の一つの指針にもなるそうです。幸い夫は検出不能レベルで全く問題はありませんが、続けてチェックして行きます。

 

 *腎臓の石灰化についてはこちらの説明を。http://hapila.jp/kidney-calcification

 

なおファング先生が気にしているのは腎臓の機能のうち

  • 尿中への酸排出とアルカリの吸収による酸₋塩基平衡の調節を行う

です。長期に酸性に傾くことが多いと(調整のために骨のカルシウムが使われるので)、骨粗鬆になる可能性があるのを心配しています。対策には食事にビネガーを取り入れることを勧めています。

 

 *血管の石灰化はこちらで。http://kenko072ch.xyz/life/432

 動脈硬化といえばコレステロールの問題ばかり言われますが、カルシウムのことも注意が必要なのですね。

 

 

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 その動物性蛋白質ですが、我が家では2009年にローカーボに切り替えた初めは、満足感を得るのに、たくさん食べてました。食物繊維が少ないといくらでも食べられました。でもこの本にケトン体がメインのエネルギーになったら、蛋白質は節約されるので、多すぎると害になるとあり、それからは注意するようにしています。でも食物繊維を食べるとお腹が張ったりの不調は出ます。今はうまくコントロールできています。それについてピピッときたお話は次回に。