前回、食物繊維でお腹が張ることについて述べましたが、私は2009年に糖質制限をする前から、夕食にお米を食べる時と食べない時では、お腹のしんどさが違うのはわかってました。なので、夫の血糖値の急上昇を抑えるために、ご飯抜きにするのにあまり抵抗なく取り組めました。

 糖質制限ですぐ快適になる人には、私のような人も多いのではないかと思います。その不調さが病的にまでなる(お腹の張り、嘔吐、腹痛、下痢、便秘、、、、)人には、低フォドマップ食という治療法もあります。日本の第一人者の宇野医師が運営されている有料コラムがあります。
http://blog.livedoor.jp/yoshiharu333/archives/2015-08.html

無料のではこちらはいかがでしょうか。
http://fukugi2910.com/blog/?p=1225


 治療法は腸内で発酵しやすい食物繊維の多い植物を排除して、様子を見ながら増やしていくようです。腸内発酵は体には良いので、少しずつ耐性を付けていきます。しかし増やさない、ずっと植物なしで良い、という究極の人たちは、<肉と水>のZCの人たちです。この方たちはそれで快適なので、それで良いと思います。でもここではそこは別格として触りません。

 下記サイトはグレインブレイン、次いでブレインメーカーを著したDr.Perlmutterがゲスト出演していたラジオ番組の内容をまとめたもの。
http://drcarri.com/bacteria-and-brain-health-with-dr-david-perlmutter-2/

 脳内細菌と脳の健康について語っています。特に印象的なのは、悪い腸内細菌が腸の炎症をおこし、リーキーガットになる。それががん、自己免疫疾患、アルツハイマー、糖尿病と関係するとのこと。糖尿病の人では、そうでない人より血液に腸内細菌が多く漏れているとの研究結果もありました。


 夫からはお腹の不調は糖尿病発覚前も以後も訴えられることはないのですが、リーキーガットはあると想定して、なるべく腸内フローラに良いダイエットを心がけています。糖質制限は治療というより、血糖値を上げないようにする対症療法ですが、腸内環境を良くするのが、糖尿病の治療になるというのは、もっと建設的で私のポリシーに合います。いつも希望を、ですね。

 そのために発酵食品、発酵の餌になる食物繊維を摂るようにしてますが、そういえばNZで一般的なマーマイトやベジマイトも立派な発酵食品。そしてタバスコもそうですね。Dr.Perlmutterは夕食に発酵食品を摂るように勧めています。
 また人工甘味料は腸内環境には良くないそうです。低糖質ジャンクフードにはご注意を。

 なお、リーキーガットと調べるには
LPS test (lipopolysaccharide testing)というテストがあるそうです。
lipopolysaccharide、日本語ではリボ糖。このテストを調べてもヒットしないので、日本ではまだ一般的ではないようです。

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 一方に日本では水素水とか人気があるそうですが、腸のガスには水素ガスも含まれています。この水素ガスで水素水が生成され、活性酸素の害をなくし、アンチエイジングに効果があるそうです。これには乳糖を含む牛乳が良いそうです。でも乳糖不耐症や、カゼイン不耐症の方には向きませんし、糖尿病の人にも難しいです。我が家はヨーグルトを1日2回60gづつ摂っていますが、乳糖に限らず発酵性食物繊維でも大丈夫なようです。
 
参考 
http://blog.goo.ne.jp/flanagan_suiso/e/0b9bc65608cbd495c9398fdb8987f868
http://blogs.yahoo.co.jp/costarica0012/24440236.html

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ところで、水素ガスにはDr.
Perlmutterは注目していないようで、日本独自なのでしょうか?でも腸内細菌、水素水の両方の観点から、発酵食品、(発酵性)食物繊維をせっせと摂って行こうと思います。

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 なお、低フォドマップ食で食べてはいけない野菜、アスパラガス、にんにく、ネギ、玉ねぎ、オクラなど。つまりこれらは腸内発酵しやすい野菜。逆に問題ない人では食べると水素ガスも多く発生するということですね。オクラとモロヘイヤは同じような効能を持つ野菜だから、モロヘイヤ、良いんじゃない?