国立大学では初のトライ。日本に戻って臨床試験に参加したい気持ち。
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大阪大は23日、健康食品やはり・きゅうで生活習慣病などを治療する「補完医療外来」を7月から付属病院に開設すると発表した。補完代替医療(CAM)は、西洋医学によって科学的、臨床的に検証されていない医療の総称で、健康食品や民間療法などを指す。
こうした試みは国立大の付属病院として初めてという。CAMの効果を客観的に評価する指標作りにも取り組む。
スタッフは医師2人に加え、栄養士や明治鍼灸大(京都府南丹市)の鍼灸(しんきゅう)師ら。外来の対象は糖尿病や高血圧、がんなど生活習慣病やアレルギー、感染症など幅広く、相談を受けてアドバイスするほか、希望に応じて臨床試験の形で治療を行う。
阪大は昨年1月、補完医療に関する講座を開講。すでに、胃がんや肺がんなど25例の患者を対象に、キノコの根からの抽出物「AHCC」を服用するがん治療の臨床試験を始めている。