つい4時間ほど前(2014/03/19 17:00ごろ)、
お世話になってる先輩から、
「日本酒の海外展開支援、ちょっと手伝ってくれ!」
と、突然の電話が。
私:「日本酒の海外展開ですか???」と聞くと、
「とりあえず、ユーロ圏に展開。それにあう商品仕立て、プロモーションアイディアまとめてみて。」
と言い、通話終了。
いつものパターンでいくと、
こちらから1週間後くらいに「素案」を送付し、
先方で”提案内容チェック”に入り、その後の進み方が決まる感じです。
で、
なんで、こんな”依頼のやりとり”をBlogに書いてるかというと、
日本酒の海外輸出について少し調べてみたら、
フランスのチカラ!を思い知り、
”フランスって、こりゃ、ホントすげーな!”って事を発信したかったからです。
何を思いしったかというと、
<フランスのチカラ-1. 国のバックアップ>
フランスは、国のバックアップがスゴイ!
2012年、フランスのワイン輸出額は、約8,500億円。
一方、日本酒の輸出額は90億円。フランスワインの1/10です。
ワインと日本酒では普及率が違う!その通り。
でも、ワインは、イタリア・カリフォルニア・チリ・オーストラリア・・・と、
輸出する国も数多くあります。そのなかでフランスは、輸出額8,500億円。
その驚異的な輸出を支えてるのが”フランスの国家戦略”と言われており、
具体としては、
戦略-1. 法律で”ぶどう畑のランキング"を行っている。
→品質の良い・悪いを格付けしなさい!と法律で決められてる。
戦略-2. フランスでは、ソムリエは国家資格。
→ワインの価値を消費者に伝えるソムリエ(店内ではCM以上のメディア)を
国が養成している。
戦略-3. ワインだけでなく、ワイングラスもランキング。
→美味しさだけでなく、美しさという芸術性を加えることで、価値を高める。
これらの戦略、ある意味”ほぼ完璧なブランド戦略!!”といえます..
またもうひとつ、フランス、スゴイなって思ったのは、
コーヒー。
ん?コーヒー??って思うかもしれませが、
どんなコーヒーかというと、
「Insomny coffee(不眠コーヒー)」。
作ったのは、
Canalplayという、フランスの動画配信サービス企業。
作った理由は、
「映画を見ていると、睡魔が突然襲ってくる事が多々ある。」
「そんな睡魔を打破するべく、映画鑑賞をサポートするのに最適な専用コーヒー(不眠コーヒー)を作った。」
↑これです。
<フランスのチカラ-2. サービスと飲食の組合せが普通であること>
上で説明した、
動画配信企業が、サービス展開を進めるために、コーヒーを作って販売する。
でも実現されてるように、
「本来のサービス(ビジネス)」と、「食べ物、飲み物」を組み合わせるってのが、
フランス人は本当にうまい。
かの有名な”ミシュラン・ガイド”もそうですよね。
ミシュラン(タイヤメーカ)がよりタイヤを使ってもらうために、。
遠方まで運転させる理由付けとして、美味しいレストランを紹介したのが始まりのはず。
実際、そのビジネスを始められるか?承認できるか?と考えてみると、
”なかなか出来ねーぞ、やってる奴スゴイな!”ってなります。
と・・・、
今回の、日本酒海外展開の提案もそうですが、
本質的なサービス以外にフォーカスして、相乗効果を上げる!
ことを意識して頑張りたいと感じてます。
頑張りましょう!