1日4時間ネットで、学力低下?! | マニュアルネット株式会社 OFFICIAL BLOG

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明けましておめでとうございます、CEOの小野崎です。

2014年が始まりました...。

私の、2014年の目標の1つに、
「小学生向け家庭学習事業の本格展開」というプロジェクトがありまして、
新年早々、挨拶も兼ねての打ち合わせで”教育の現場”について
色々とヒアリングしてます。

その中で、
「え、それ・・・、・・・じゃない???」
と思った記事があったので、少し紹介/コメントさせて頂きます。



「ネット依存で成績低下 1日4時間超正答率最低」

東京新聞 2013年12月26日掲載

「インターネットを一日四時間以上する小中学生の成績は下がる-。文部科学省が二十五日公表した全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の分析結果で、そんな傾向が浮き彫りになった。(中略)あらためて子どもとネットの関わり方に一石を投じた形だ。」





これ読んで、皆さまはどう思います?


・ネットばかりやってると、そりゃ成績も下がるよ!
・そもそも、簡単にネット接続できる機器が普及しまくってるのも
 問題かも?
・いっその事、機器側でネット接続できる時間とか完全制御すればいいのに。
等々、

記事について、
肯定派ですか?



それとも・・・、
・単なる偶然でしょ。
・いや、統計情報操作されてるかもよ?
・例えテストの正解率落ちても、その分ネットで何か学べてるよ。
という、

記事について、否定派ですか?



この記事を聞いた時、打ち合わせメンバで会話したのですが、
肯定派:2人 、 否定派:4人 、どっちでもない(私):1人
という結果でした。


で、僭越ながら、私の考え(というか直感したこと)をコメントさせて頂くと、
「この統計情報、アテにならない!!」ということでして...

私自身がそうだったから、直感したんだと思いますが、
特に、中学3年生のアンケート回答なんて、バイアスかかりまくり!」と思います。
間違いなくそうだと感じてます。

どんなバイアスか?


共感する方もいらっしゃると思いますが、

・大人(教師)への反抗等から、素直に答えない。 
 →結果、実状以上の回答をする。(実際2時間程度なのに 毎日8時間以上と回答)

・成績対策等で素直に答えない。
 →例えば、推薦入試を控えてて内申点等よくしたいという思い。
  (実際2時間程度ネット利用してるのに、毎日30分程度 と回答)

このような学生が、10人に1人ずついた場合、
統計データへの影響は大きい(相関関係の正負に関わる)ですよね。

なので、私は、データ信用できない  =  記事に肯定でも否定でもない 
という事です。


ただ・・・、
小中学生のインターネット利用の実態を調査することには、
多いに賛成です。
とても意義のあることだと思います!

なぜなら、今もこれからも、
ネット利用しない生活は不便”であり、
ネット活用できないと就職してから不利
でしょう。

なので、
小中学校で”目的を持ったネット活用”の教育は大事ですし、
そういった観点での実態調査は、教育する上でとても役立つデータになるはず。
是非、そういった調査を実施して頂き、データを一般公開して頂きたいと思います。

あ、その調査ですが、もう一工夫して欲しいなと・・・。

私も使う方法ですが、
第三者として回答してもらうことで主観を引き出す 方法がこの場合良いのでは。

例えば、
「中学3年で、毎日平均2時間インターネット利用している人は、ネットで何をしていると思いますか?」
というような質問方法。

そういう質問だと、
”自己を振り返ってイメージするので、主観が出やすいはず” ですので。


と・・・、
すみません、なんか勝手な解釈・勝手な要望の記事になってしまいました。

そんな記事書きながら思うのは、”小中学生の学力” というテーマの重み。
昔も今も、社会で大きな注目を浴び続けてるテーマです。

このテーマに真っ向から挑戦できる、弊社の「小学生向け家庭学習。【通信教室】」
今年(2014年)は、かならず本格化させたいと思ってます。

2014年も、頑張ります、頑張りましょう!