こんにちは、CEOの小野崎です。
昨日”surface(サーフェス)” 発売の記事を書いたところ、
マーケティング的にサーフェスってどうなの?
というご質問を結構頂きました、ありがとうございます。
(関心持って頂いてることに感謝です!)
なので今回Blogでは、
いちマーケター としての所感を述べさせて頂きます。
「プロダクトアウト(product out)」と「マーケットイン(market in)」。
マーケティングの考え方にプロダクトアウト・マーケットインというのがありまして、
凄く簡単にまとめると、
・プロダクトアウト= 企業がいい!と思う物を創って売る。
・マーケットイン= 市場がいい!と思ってる物を創って売る。
です。
今回日本発売となる
Surface(サーフェス)は、マーケットインの製品と言えます。
-PCで使ってるソフト(特にOfficeやAdobe製品)が使えたらいいなぁ・・
-軽くて薄くて、邪魔にならないキーボードあるといいなぁ・・
-ノートPCより安いのがいいなぁ・・
こんなマーケットニーズを製品化したのが”Surface”といえるでしょう。
一方、タブレットシェアNo1の
iPad(アイパッド)は、プロダクトアウトの製品。
-こんなデザインで、
-こんな風に操作できて、
-こんな利用できる
機器を創ろうとスティーブ・ジョブズが言って製品化したものでしょう。
こう考えると、
また、スティーブ・ジョブズのやり方 なんて言うと
「プロダクトアウト型がいい!」と思いがちですが、
実例としては、
「マーケットイン」のほうが市場シェアを獲得しやすいのです。
<市場シェアの例>
プロダクトアウト型製品が世の中に投入されて、
感度高いユーザ(アーリアダプター)が使い始め、口コミでひろめ、
”へー、そういう物があるんだ”と市場に認知したところで、
「真打登場、これが決定的製品!」
というマーケットイン製品が投入され、一気にシェアを獲得する。
これが最も多いパターンといえます。
いやいや・・・、
iPadのシェア凄いよ!今も市場シェアNo1だよ!マーケットインって古いんじゃない?
そう思われるかもしれません。
確かに、プロダクトアウト製品のiPadが市場で大きなシェアを獲得してます。
なぜか?
これは同じOSベンダの製品である、
”Nexus7/10(Google)"や”Surface(Microsoft)"の
市場投入が遅かったから。 が大きな要因だと思ってます。
(あくまで、私個人の考えです。)
iPadの第4世代(iPad mini等)リリースした後に、Nexus 7の発売..
第5世代iPadの期待が高まりだした時に、Surfaceの発売...
開発スケジュール、ハードウェアメーカとの関係調整、
幾つもの要因はあったと思いますが、
やはり 出遅れた=市場シェアを大きく取られた はあったと思います。
例えば、iPad2発売のころに、 Nexus7や Surfaceが発売されていたら
市場シェアは、今のようにはなってないのでは?と思えます。
まぁ、今を考えると、成熟された製品が数多く投入されることになってきて、
”製品を利用する側”としては選択肢が多く喜ぶべき状況ですね!
Surface RTにするか?Surface Pro を待つか?
私もこんな悩みで楽しんでます!
そうそう、Surfaceは購入すると思いますが、
本日(2/27)、購入しました、SONY Reader !!
本当に薄くて軽くて(スマホと同じくらいの重さ)、
書籍閲覧や書類(PDF)確認なら最適!と思い始めてます...
またSONY Readerのレビュー書かせて頂きます。
本当に私たちのサービスに使える(使えそうな)魅力的な製品が
数多く発売されてます。
頑張りましょう!