さだめ

 

 

入店してから牛丼並みと味噌汁を注文、そして供給されたものを全てたいらげて、お金を払ってお店を退店するまでの全ての時間が、4分17秒の記録を出した話しです。

 

ズー太郎は一時期、週3回ほど”吉野屋”で昼食を食べていました。
吉野屋は

  • ”早い”
  • ”安い”
  • ”うまい”

のキャッチコピーですが、私にとってこれ以上うまい昼食は無いともいえます。
 

そして当時はハンディーターミナルではなく
店員さんが客より受けた注文を紙に書いて厨房にまわすシステムでした。


吉野屋に週3回昼の同じ時間に通うと、車が駐車場に入った時点で、店長がコチラを認識しているのでしょう。
注文した牛丼がやたらと早く出てくるようになりました。

 

 

 

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並と味噌汁お願いします

 

 

牛丼並と味噌汁ですね?
(並イッチョウ、味噌汁イッチョウ~)

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お待たせしました。
牛丼並みと味噌汁です。

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いやいや、全然待ってないって(笑)

 

もうこのあたりになると、おそらく店長は駐車場に私の車が入ってきた時点で、並と味噌汁を作り始めているのでしょう。
そして常連の私としては、店長の期待を裏切るわけには行かない状況に追い込まれてしまっています。

「今日は頭の大盛りと卵」
等と言って店長の期待を裏切ることは絶対にできないのです。
ひたすら”並”と”味噌汁”をたのみ続けるのが、ズー太郎のサダメなのです。

 

 

  ある日、奇跡が

 

いつものごとく、車で吉野屋の駐車場に乗りつけ、牛丼並みと味噌汁を注文し、それを平らげて、お金を払って店を出て・・・・・

4分17秒!?

ここで並と卵ではなく、並と味噌汁と言う熱さのハンディを背負ってのこの記録

 

すごいぜズー太郎

 

いや、違う。
店長がすごいんだ。
そしてレジの女性、私の持ち合わせの小銭、全ての条件が揃って起きた奇跡

 

すげーぜ店長!

 

”奇跡とは起きないから奇跡”
と言う持論は見事に打ち砕かれた一瞬です。

 

しかしこんな奇跡はもう二度と起きないことでしょう。

 

 

 

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