芸能生活60周年記念
舟木一夫コンサート2022
川口総合文化センターリリア
2022.5.9(月)14:00
鋳物の街として有名だった埼玉県川口市も、
今は高層のマンションが立ち並んでいる。
JR川口駅西口から直結している川口リリア
リリアホールでお出迎えの舟木さん
もう5月になったので、羽織は脱いで単衣の
お召し物・・色合いは同じでも、生地や柄などは変えておら
れるようで、さっそく季節に合わせてステージのお着物は衣替え
となっていた。
あいにくと肌寒いお天気だったが、川口リリアでも、舟木さんは
とってもお元気。アバウト9の皆さんもマスクなし、女性コーラ
スの前にあった透明の仕切り板も取り外され、ステージも通常に
戻る日が近いのではないかしらと期待が高まるほど、、。早くそれ
が現実になってほしいものだ。
今回は席が少々右よりだったため、楽しみにしていた小林さんの
サックスソロ演奏(♪水色のひと)の姿はちょうど隠れてしまっ
た。でも、音色はばっちり、、、皆さんからの拍手も盛大に送ら
れた。舟木さんは、「普通はオレより目立たなくするもんだよ」
と、例によって辛口賛辞のお約束いじりを開始。お若いときには
ステージ上でのお客様との距離のとり方がわからない時期があっ
たが、今は何があったって平気、、いくらサックスが目立ったっ
て、、、というところで、ご自身のお若いときの経験にまでつな
げて、メンバーの素晴らしいソロ演奏へますますの舟木流辛口賛
辞を贈られていた。
アバウト9の皆様の演奏といえば、スタンディング♪夏子の季節
でのドラムスとパーカッションのお二人の、ここぞという対決も
楽しみ・・・パーカッションのよっちんさんは、会場が総立ちで
する手拍子の拍の合間に身軽にくるりと一回りまでも・・・
明るいブルーのジャケットで青春歌謡を歌われる舟木さんの、リ
ズムに乗ったしなやかな身のこなしは、相変わらず抜群のカッコ
よさ!ともすると前かがみになっている私たち世代とは大違いの
美しいスタイルだ。
しかし、舟木さんも私たちもみんな立派な高齢者、ステージは ど
ちらが欠けても成り立たないという現実は避けられない。こうい
う当たり前のことが意外と忘れられがちであり、若い時には この
” 当たり前の意義 ” が解っていなかった、という舟木さんの反省。
そして舟木さんから私たちへ
皆さん、どうぞ今後もお大事に、、、階段は気をつけて、、、
はい、もちろんよ~く判っております、了解です!!
東京近郊の住みやすい街として定評のある埼玉県川口市
公演後は雨になってしまったが、咲き揃ったとりどりの
花々が鮮やかだった。5月20日からの京都・南座コン
サートまで、しばしのお別れ。どんなメニューで私たち
を楽しませて下さるだろうかと、今は胸をときめかせな
がら その日をお待ちしている。
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5月8日、♪銭形平次 を作曲して下さった安藤実親氏の訃報が
新聞で報じられていた。舟木さんの曲にゆかりのある方が逝かれ
てしまうのは、本当に寂しい限り。幸いにも♪銭形平次 を私た
ちはロック調でコンサートの度に楽しませて頂いているが、貴重
な時代劇ソングとして末永く残ってほしい作品と思う。90歳と
いうご長寿を全うされた作曲者のご冥福を、心よりお祈り致しま
す。
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