舟木一夫コンサート2021
よこすか芸術劇場
2021.9.9(木)14:00
《6.22(火)延期公演》
よこすか芸術劇場は、京急汐入駅下車徒歩1分、
改札口を出てすぐ右前のショッピングセンターから4
階入り口に向ったが、開演前は写真どころではない
ほど、かなりの土砂降りの雨に見舞われてしまった。
≪よこすか芸術劇場外観≫
終演後、国道16号線上の歩道橋から写す。
左の建物4Fに、よこすか芸術劇場が入っている。
右の建物はホテル
≪建物内部≫
3Fには軽食喫茶があり、開演前に軽いお食事など
済ませて、エスカレーターで4Fに。
大ホール 入り口
振替公演ということで、客席は1Fを中心に2~3席置きに空席が設けられる配置と
なっていた。 8月24日(火)の神奈川県民ホールから約半月ぶり、横浜近辺のコ
ンサートが連続するということも、また珍しいことかと思われる。これも全てコロナウ
イルス蔓延のため ・・・ 舟木さんの今日のご挨拶は、世の中いろいろややこしい
ところ、その上雨の中をお越し頂いて有り難うございます ・・・ というものだった。
一部も二部も、絶好調。
ことのほか、舟木さんご自身も楽しんでステージを進めておられるように思えた。
アバウト9の皆さんもノリノリで、盛り上げて下さっていた。
そんななかで、聞き流すにはあまりにもったいないトークが沢山舟木さんから繰り
出されてきて、さすが舟木さんと感心させられることばかりだった。
例えば、♪ その人は昔のテーマ を歌い終えられた後でのトーク
ステージの流れや雰囲気を変えていくということは、曲のテンポやアレンジを変えれ
ばいいということだけではなく、吹く風の色が変わるということなんですね。
風の香りを言葉ではなく、音でお届けできればと、、。 思いっきり雰囲気を変えて、
日本の四季の風景を思い出して頂ければ、ということで ♪ 初恋から。
吹く風の色 ~ 音で届けられる風の香り ~ 日本の四季の風景
舟木さんのトークには、そのままポエムになるのではないかと思えるような言葉
が連なっていく。
♪ 初恋 ♪ 夕笛 ♪ 絶唱 を歌い終えられた後も、 3曲の作詩(詞)者・・・
島崎藤村 & 西條八十のことを、” 純粋詩人” という表現をされた。 年代的に島崎
藤村に出会うということはなかったけれど、西條先生には間に合ってよかった、とも。
大詩人である島崎藤村の♪ 初恋 はもちろん、舟木さんがこよなく敬愛する八十
先生作の2つの曲は、心を込め、先生や曲に敬意を込めて歌って下さっているからこ
そ、私たちは毎回心を打たれるのだということを、再認識した。
ラストに近づくにつれ、舟木さんの高音がまるで若返ったようにだんだんと澄んできた。
♪ End・Love は、いつにもまして素晴らしいラブソングだった。
明日は、大田区蒲田・アプリコホールでのコンサート。
舟木さんが音で届けて下さる、風の色、風の香り、、、ますます楽しみになっていく。
グレー襟の白いジャケット、黒蝶ネクタイ、ベストで決めたタキシードで、光の中で輝く
舟木さん。どうしても心からの笑顔になれなかった長い年月もおありだったろうに、今、
ステージにはこぼれる笑み、晴れやかに輝く笑顔でたたずみ、柔らかな遠い眼差しで
客席を見上げる舟木さんがいる。
こんなにも素敵な夢時間を頂ける幸せに感謝!
明日もぜひこの幸せを味わえますように!!






