舟木一夫コンサート2017
一宮市民会館
2017.8.29(火) 14:00 18:00
(1)
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
オープニング
清らかな青春 爽やかな青春 ♪ 初 恋
~~~~~~ ~~~~~~ ♪ あゝりんどうの花咲けど
♪ 高校三年生 ♪ 夕 笛
♪ 絶 唱
♪ あゝ青春の胸の血は
♪ 修学旅行 ♪ 花咲く乙女たち
♪ 仲間たち ♪ 東京は恋する
♪ 君たちがいて僕がいた ♪ 北国の街
♪ 友を送る歌 ♪ 哀愁の夜
♪ 高原のお嬢さん
♪ 水色の人
♪ ブルートランペット ♪ みんな旅人
♪ あいつと私 ♪ 春はまた君を彩る
♪ 雨の中に消えて
♪ くちなしのバラード アンコール
♪ たそがれの人 ♪ 高校三年生
♪ その人は昔のテーマ ♪ 学園広場
スタンディング&サインボール投げ
♪ 銭形平次
♪ 夏子の季節
♪ ROCK'N ROLL ふるさと
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
オープニング
清らかな青春 爽やかな青春
大きな夢があり
かぎりないよろこびがあった
はかない希みがあり つらい別れもあった
そんなときはいつも・・・・・・
母にも似た 優しい 目差しの
君たちがい そして 僕がいた
(舟友さん 昼の部花束)
センターの階段からバイオレットのレーザー光線が放射線状に拡散し、大ホールを
射抜いている。 その光線の奥の暗闇にたたずむ、舟木さんのかすかなシルエット。
輝く笑顔がゴールドの光に浮かび上がる瞬間を待つ、 暗闇の中のほんの数秒間。
清らかな青春、 爽やかな青春を謳い上げた舟木さんの恥じらいがちな若い声が吸
い込まれていくと、ファンファーレのようなあのイントロが響きわたる。 瞬時にして、
輝く笑顔をこぼれんばかりにたたえた舟木さんが照らし出された。 黒の太いストライ
プが入った赤いジャケットのタキシード姿に大歓声、そして暫らくの手拍子。
♪ 高校三年生
この夏は何だか湿気が多くて、 幼い頃のカラッとした夏も、どっかへ行っちゃいましたね。
蒸し暑い中をようこそ。
ここは私のふるさと、、そんな話は歌いながら話していくことにして、とりあえず55周年。
早いものですね。
18でデビューしたわけですから、今年で72 (マイクの下へ、右手の指を2本さっと差し出す)。
毎年12月が誕生日ですから、あと3ヶ月もすれば (73、、同様にマイクの下で3本の指をひ
らひら)。
まぁ、そんなことは忘れて、一曲でも、一コーラスでも多くお聴かせしようと思います。 どうぞ、
ごゆっくり。
♪ あゝ青春の胸の血は
♪ 修学旅行
♪ 仲間たち
♪ 君たちがいて僕がいた
♪ 友を送る歌
♪ 友を送る歌 は、デビュー後少し経ってからですが、あとはデビューから半年まで
の間に歌った歌ですね。 ♪ あゝ青春の胸の血は は、(森友学園のことで)今年前半
の大ヒット曲です。
長いこと歌っていると、みんな懐かしい歌になるわけで、” ナツメロ ” というのはピンと
来ない。 ” 思い出のメロディ ” というのが、一番相応しい言い方かも知れません。
♪ 高校三年生 をいつまで歌っていても飽きないのか?とよく聞かれます。 飽きませ
ん! 第一、声が違ってきます。 歌い手も客席もお互い様に、実年齢とキャリアのバラ
ンスが取れてきます。 ♪ 高原のお嬢さん も、二十歳のとき歌っていたのを聴くのと今
では、聴き方が違います。
このあたりの曲は、思い出がいっぱい。 足掛け55年、、、どんな仕事でもそれだけ続け
てやるのは大変ですが、あの 時、大変だった、このとき大変だったという、 あんまりその
意味では50年経ったという実感はないんです。
むしろ体力の衰えのほうを自覚します。 長いこと同じ姿勢でいると、体が固まってくると
か(←パチンコのことです)。
今年のようなメモリアルイヤーとなると、普段
出てこられない歌がいっぱいあります。
優遇されやすい ♪夕笛 とか、♪ なぜ死ん
だ ああ小雪~ とかがあれば、 なかなか
出て来られない可哀想な歌もあります。
♪ 高校三年生 がデビュー曲なら、当然もう
一曲B面があるわけで、 ここから7~8曲は、
もう一つのデビュー曲 ♪ 水色の人 から
スタートしてみようと思います。
(舟友さん 夜の部花束)
♪ 水色の人
♪ ブルートランペット
♪ あいつと私
♪ 雨の中に消えて
♪ くちなしのバラード
♪ たそがれの人
♪ その人は昔のテーマ
♪ その人は昔 は、 流行歌の中へ
ジャンルとして入るのかどうか、、、という
感じはあるのですが、裏表で一つのストー
リーということで作られた作品です。
作:松山善三、 音楽:船村徹、 おでこの
広い内藤洋子ちゃんという女優さんと撮り
ました。
顔半分がおでこで、真ん中にちょこちょこっ
と目や鼻があって可愛くて、、おでこの広い
人は聡明だといわれていますね。
東宝、日活、松竹、、映画会社にも全部出
ましたからね、いい時代に出会っているん
ですね。
若い頃は、つい、ステージに立つと歌をお聴かせしようとして、、、反省するんですが、
2回目が始まるとまたお聴かせしようと、、要するに余裕がないんですね。 今ではキャ
リアと実年齢が重なって、いい具合になってきたように思います。
今の高校生が聴いたら、フォーク・ダンス? バカヤロウ、 俺たちゃロックだぜ、 となりそう
です。 だから、 これぐらいがちょうどいい。 何となくお客様が退屈を感じないでスーと通り過ぎ
ていく歌が70%、 お聴かせする歌20%、ご一緒に遊ぶ歌 ♪ 幸せなら手を叩こう~~ 、 楽
しめる歌が10%。
ここに3曲並べたのは、 ちょいと腰をあげて、 歌い手と一緒に手を打ちながら暴れて頂ければと、、。
スタンディング&サインボール投げ
♪ 銭形平次
♪ 夏子の季節
♪ ROCK'N ROLL ふるさと
作詞・曲: 上田 成幸
春の風ふわり 蝶の羽ひらり
花の影ゆらり 昼寝の雲とろり
迷い子のオタマジャクシ そろり・・・そろり
ヒバリのラブシーン ピィロロ ピィロロ
ピィロロ ピィロロ
俺のふるさと愛知県
濃尾平野のド真ン中
学校サボッて れんげの畑
ハモニカ ピップッポー
(間奏・・・旅愁)
俺のふるさと愛知県
一ノ宮からのりかえて
単線電車で十二・三分
その名も萩原町
駅の正面 右折して
徒歩で六分 つきあたり
これこそオギャァと このオレ様が
お生まれになった 長屋
春はつくしのおひたし
夏はキュウリの生かじり
秋空トンビも 年末(くれ)には夜逃げ
ふるさと―ROCK'N ROLL
俺のふるさと愛知県
濃尾平野のド真ン中
恋しさちらほら 思い出きらり
ふるさと―ROCK'N ROLL
ふるさと―ROCK'N ROLL
ふるさと―ROCK'N ROLL
この暑いのに何をやっているのか、、、お手伝い頂きまして有り難うございます。
先ほどの ♪ 単線電車で12・3分~ 、、、これは正確ではありません。 こちらにも、
歌詞の都合というものがありましてね、22~3分もおかしいし、12・3分で。
♪オーロラの~ 大げさな表現の歌詞もありますね。 これは小林旭さんにも直接言って
いることですが。 先輩は、「 でもな~舟木くん、これは難しくて覚えるのに2ヶ月くらい掛
かったんだよ 」 と仰っていましたよ。
今はただ、休んでいるだけ。 ですから、もう少し休みましょうか。
歌い手のサインは、読めたためしがありません。
僕のサインは画数が少ないので、例えば西郷輝
彦くんよりは楽でしょう。 勢い余って、最後の夫
が3本になったりする。 マネージャーに間違った
からもう一枚下さいと言うと、大丈夫ですよ、舟木
さん。 どうせ読めないんですから、なんて言われ
ました。
サインが4秒、日付を入れるのが5秒。 おまけで
今日の色紙は日付も入っていますから、9秒掛かったということです。
あんまり曲つなぎでやりましてもねぇ~。 お客様にも休んでいる時間が要りますから。
足掛け55年、いろいろ歌いまして、赤い夕陽が校舎を染めちゃって、しばらくああいう
系統の歌を歌いましたよ。 さあ、どこでカーブを切るか。 ♪ 花咲く乙女たち からカー
ブが切れたので、幸せでしたよ。
(2) へ 続 く