新歌舞伎座 「花の風来坊パートⅡ」 | 満天の星Lovelyのブログ

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60周年をあれほどに輝かせながら61周年へと繋げていかれた舟木さん、本当にお見事でした!
2023年もこれからもずっと、素晴らしい夢時間を頂けますように・・・。

              新歌舞伎座 「花の風来坊パートⅡ」

                ― 続・おとぼけ侍奮闘記 ―

               2016. 3.4(金)~3.23(水)


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            3月5日(土) 昼・夜   3月6日(日) 昼


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                        プログラム

                    ~  第一部 ~

                                        花の風来坊  パートⅡ
                 ― 続・おとぼけ侍奮闘記 ―


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           緞帳が上がると、素晴らしい満開の桜の舞台。
           前回より一年後の宮津城・花見の宴。
           藩主・松平誠之助さまは、めでたく日菜(長谷川かずきさん)
           を妻に迎えたとはいうものの、相変わらず退屈な日々を
           お過ごしのご様子。
           天下泰平と名乗れる江戸市中での遊び人の暮らし、エキ
           サイティングな日々が、恋しくてならない。 一計を案じて、
           念願通り江戸の町へ下ってみれば、 ビックリポンの連続
           で、、 これこそ明朗娯楽時代劇!

      
  イメージ 6   2代目ねずみ小僧として晴れて昇格した
     伊三次(丹羽貞仁さん)初代ねずみ小僧
      (林与一さん)と共に大立ち回りの見せ場あ
     り。 二人で花道を下っていく。

     松平家側用人である爺の後藤五郎左衛
     門(曾我廼家文童さん)佐助(真木一之さん)
     のコンビの、 大真面目な可笑しさも相変
           わらず。

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   一年前には、将軍より拝領した
   大切な茶壷が失くなった。
   今度は、家宝の掛け軸が蔵から
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   掛け軸探しを口実にお江戸
   に来てみれば、、。
   風早一家の悪巧みも首尾よく
   潜り抜け、泰平さんも、富一も
   伊三次も、一度に揃って父親
   に。
   掛け軸も戻り、宮津藩お世継ぎも生まれ、爺は一安心。
   空は青空、めでたし、めでたし。
   お殿様の遊び心だけが、又してもむずむずと動き出してくるのだった。
   

                   ~  第二部 ~

               シアターコンサート  (昼・夜別構成)
                                                 
                    【 昼の部曲目 】

             オープニング              ~日本の名曲たち~
       ♪ 紫の人              (3月4日~3月13日)      (3月14日~3月22日)
                               ♪ おんな船頭唄            ♪ 十三夜
       ♪ 東京は恋する            ♪ 長良川艶歌              ♪ 明治一代女
       ♪ 雨の中に消えて
       ♪ 哀愁の夜               ♪ 火消し若衆
       ♪ 高原のお嬢さん           ♪ 喧嘩鳶(サインボール投げ)
                               ♪ 銭形平次                        
       ♪ 高校三年生
       ♪ 学園広場                ♪ 絶唱
                               ♪  初恋                         
       ♪ 春はまた君を彩る                                      
                              アンコール
       ♪ ござる~GOZARU~       ♪  京の恋唄
          唄 村木 弾

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                舟友さん初日お祝いの花束
             昼の部 オープニング ♪ 紫の人 にぴったり


    昼の部に、村木 弾さん 出演

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         船村先生、舟木さんに創って頂いた曲で幸せなデビュー。
         舟木さんに上から下まで揃えて頂いたステージ衣装で、
         声量たっぷり、若い伸びのあるお声で立派に歌う村木さん。

     村木さん紹介を兼ねたトークのあと、~日本の名曲たち~をグレー系の
     和服に身を包んだ舟木さんから、しっとりと味わい深い、さすがの歌声が
     届く。
         
     大阪にちなんで、”川” をテーマに選曲の~日本の名曲たち~

                  ♪ おんな船頭唄
                       作詞: 藤間 哲郎
                       作曲: 山口 俊郎
                         歌: 三橋 美智也     昭和30年

                                                              
     嬉しがらせて 泣かせて消えた                                                                                                                                                 
     にくいあの夜の 旅の風                                     イメージ 10
     思い出すさえ  ざんざら真菰(まこも)
     鳴るなうつろな この胸に

     所詮かなわぬ えにしの恋が
     なぜにこうまで 身を責める
     呼んでみたとて はるかな灯り
     濡れた水棹(みざお)が 手に重い

     利根で生れて 十三七つ
     月よわたしも 同じ年
     かわいそうなは みなしごどうし
     今日もお前と つなぐ舟


                     ♪ 長良川艶歌
                       作詞: 石本 美由紀
                       作曲:  岡  千秋
                         歌: 五木 ひろし     昭和59年

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  水にきらめくかがり火は       好きと言われた嬉しさに        添えぬさだめと知りながら
  誰に想いを燃やすやら       酔うて私は燃えたのよ         今は他人じゃない二人
  あなた あなたやさしい旅の人    あなた あなたすがってみたい人   あなた あなた私を泣かす人
  逢うたひと夜の情けを乗せて    肌を寄せても明日は別れ      枕淋しや鵜飼いの宿は
  こころまかせの鵜飼い船      窓に夜明けの風が泣く        朝が白々長良川

     3月6日(日) 3日目お昼の部のことだった。
     これが ♪ 長良川艶歌 という曲だと思って聴いていた。 と、突然舟木さんが、あれ? 
     歌詞もメロディも違う歌を歌っているんじゃないか? ということで演奏を止められ、初め
     からやり直すことになった。
     オリジナルは五木ひろしさん、ということだけしか知らず、前日お聴きしただけだったので
     ♪ 長良川艶歌 という曲そのものがわからない。 もしや舟木さんの頭の中から歌詞が
     一瞬のうちに飛び散ってしまったのではないか、と急に胸騒ぎがする。 にわかにどきどき
     して来た胸の鼓動を抑えて、一番が無事終わるのを待つ。 大丈夫だった。 思わず拍手、
     客席からも拍手が湧く。 2番、3番もOKで拍手、しっとりと旅情が届き、 舟木さんの歌
           われる五木さんの旅情艶歌を耳を済ませて聴き終えた。 歌詞の詳細はわからなかった。
      ただ、舟木さんが最初から歌い直しされたおかげで、(心配のあまり?)より真剣にこの曲
     を聴いていった。 

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      帰宅後、♪ 長良川艶歌 の歌詞を確認してみた。 
      長良川鵜飼いの宿に重ねた愛の行方が、旅情に寄せて
      妖艶に紡がれている歌詞だった。 

      あの時、せっかくの和服姿の舟木さんの艶歌に酔い痴れ
      ていればいいものを、ファンとしての親心・母心が先に顔
      を出してしまった。

      母心は忙しい。
     
                                                                                        

                     【 夜の部曲目 】

              オープニング              ~日本の名曲たち~         
       ♪ よみがえる夜明け          (3月4日~3月13日)   (3月14日~3月22日)
                              ♪ 神田川           ♪ リバーサイドホテル
       ♪ そばにいるから            ♪ 川は流れる
       ♪ 花咲く乙女たち                                                                      
       ♪ 北国の街                スタンディイング&サインボール投げ
       ♪ 友を送る歌              ♪ 君よ振り向くな
      
                              ♪ 夕笛
       ♪ その人は昔のテーマ        ♪ 恋唄
       ♪ 高原のお嬢さん(バラード)    ♪ 絶唱
       ♪ 哀愁の夜
                          高校三年生
                          修学旅行
       ♪ 学園広場

      アンコール
                         ♪  春はまた君を彩る

 
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               ♪ よみがえる夜明け  
                   作詞: ちあき  哲也 
                   作曲: 馬飼野 俊一         昭和46年 

     おまえの悲しみに そむいて汽車に乗る
     くさりのからんだ日々に さらばと 告げて
     よみがえる夜明け みどりの大地に
     光りかがやけ 自由よふたたび
     茨に傷ついて 血は流れようとも
     おとこのあこがれだから 旅はすてない

             昨日の架け橋を わたれば明日がある
             おまえに恵みよあれと ふりむくために
             よみがえる夜明け みどりの大地に
             光りかがやけ 自由よふたたび
             あてない放浪(さすらい)に 希(のぞ)みはやつれても
             はるかな青春だjから 夢はすてない

                      いつかもこの河を 渡ったことがある
                      悩みに生命(いのち)も痩せた おまえを抱いて
                      よみがえる夜明け みどりの大地に
                      光りかがやけ 自由よふたたび
                      嵐に閉ざされて うちひしがれようと
                      いちどの人生だから 道はすてない

  
    思えば、まるで吸い込まれるように舟木さんに惹き込まれていったきっかけとなったのが、
     2009.12.13 中野サンプラザファイナルコンサートで耳にした、この曲だった。
                         2011.10.31
     
    若さゆえの輝きも苦悩も、すべてを抱え込んで昨日から明日への架け橋を渡る。
     夜明けとともに光り輝く自由を手に入れたか、広がりゆくみどりの大地をさすらう情景。

     舟木さんと客席に座る私達の旅の55周年が目前に見えてきて、なおかつ
     男の憧れ、 遥かな青春、 一度の人生、、、このような言葉が散りばめられた詩を   
     オープニングに掲げてぴったりの、舟木さんの瑞々しさ、若さ。
     あの時もオープニングを飾っていた曲。 舟木さんとともに、幸せな6年の歳月が、それ
     こそ甦ってくる曲となった。
           

                          ♪ 神田川
                           作詞: 喜多条 忠
                           作曲: 南 こうせつ
                             歌: かぐや姫   昭和48年
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       貴方はもう      忘れたかしら
      赤い手拭い     マフラーにして
      二人で行った    横丁の風呂屋
      一緒に出ようねって 言ったのに
      いつも私が      待たされた
      洗い髪が         芯まで冷えて
      小さな石鹼        カタカタ鳴った
      貴方は私の        身体を抱いて
      冷たいねって     言ったのよ
      若かったあの頃 何も怖くなかった
      ただあなたの優しさが 怖かった

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イメージ 16                            貴方はもう   捨てたのかしら        
                            二十四色の   クレパス買って
                            貴女が描いた 私の似顔絵
       イメージ 18 巧く描いてねって 言ったのに
        いつもちっとも 似てないの         
        窓の下には   神田川       
        三畳一間の    小さな下宿          
        貴方は私の     指先見つめ        
        悲しいかいって きいたのよ
        若かったあの頃 何も怖くなかった        
        ただ あなたの優しさが 怖かった                     
                               
                                                           

         ♪ 神田川 は、私達世代のそのものずばりの青春を歌った曲かも知れないが、黒の
     タキシードが似合いすぎるほど、あまりに端正な姿の舟木さんを見つめ、夢の世界の
     真ん中にぼんやりと、うっとりと佇んでいると、四畳半や三畳一間の優しさや幸せを思
     い描く想像力を無くしてしまった。


                                 ♪ 川は流れる
                                     作詞: 横井 弘
                                     作曲: 桜田 誠一 
                                       歌: 仲宗根 美樹       昭和36年
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     病葉(わくらば)を 今日も浮かべて
     街の谷 川は流れる
     ささやかな 望み破れて
     悲しみに 染まる瞳に
     黄昏の水のまぶしさ


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           思い出の 橋のたもとに
           錆ついた 夢のかずかず
           ある人は 心つめたく
           ある人は 好きで別れて
           吹き抜ける風に泣いてる

           ともし灯も 薄い谷間を
           ひとすじに 川は流れる
           人の世の 塵にまみれて
           なお生きる 水を見つめて
           嘆くまい 明日は明るく


        夜の部では、舟木さんの新曲をどちらも聴かせて頂ける。 皆さんからの花束や
        プレゼントを受け取りながらではあるが、♪ そばにいるから を。
        アンコールで ♪ 春はまた君を彩る  を。


 
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       舟友さんの花束

                     
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      春彩る・・・


   
        早やもう、中日が来てしまった。 舞台には、ますますテンポ良い
        笑いの渦が巻き起こり、~撮れたて写真館~の写真も ~日本の
        名曲たち~ も、チェンジされていることだろう。

        千秋楽まで、舟木一座の皆様がお元気で無事に舞台をお勤め
        下さいますよう 、、。