新橋演舞場 「花の生涯」
～ 6月2５日（火） 夜の部 ～
シアターコンサート 夜の部より
【曲目】
～オープニング～ ～ 日舞 ～ ～ラストブロック
♪ 東京は恋する 『 深川くずし さのさ』 ♪ 京の恋唄
～～～ ♪ 恋人形
♪ 哀愁の夜 ～ ～ ～
♪ たそがれの人
♪ 高原のお嬢さん ♪ まだ見ぬ君を恋うる歌 ～アンコール～
～～～ ♪ あゝりんどうの花咲けど ♪明日咲くつぼみに
♪ 高校三年生 ～ ～ ～
♪ 仲間たち ♪ 銭形平次
♪あゝ青春の胸の血は ～ ～ ～
♪ 学園広場 ♪ 絶唱
♪ 夕笛
♪ 恋唄
舟木さんは、今回、夜の部シアターコンサートでは、私たちが大好きな
和服姿で、西條八十先生が作ってくださった「京の恋歌」を歌い、
自作の「恋唄」、自作曲の「恋人形」を聴かせてくださる。
しかも、「京の恋歌」と「恋人形」は、演歌でも、怨歌でも、援歌でもなく
艶歌（つやうた）として。
京の恋唄
作詞： 西條 八十
作曲： 竹岡 信幸
♪ 好きだけど たまらないほど好きだけど
あなたは可愛い薄羽の蝶々
抱くにはあんまり か弱くて
かなしく見おくる 嵐山
♪ さやさやと 嵯峨野の青竹風に泣く
～～～～
～～～～
恋ゆえ泣くのか 京の秋
♪ 恋あわれ 残るあなたの置手紙
抱けばほのかに 袖の香かほる
～～～～
若い日さみしく 鐘が鳴る
恋 人 形
写真提供：京都デザイン
♪ 薄墨の 空はつれない雨模様
帰るあてさえないひとに
いくつ折り鶴 恋心
にじむ吐息のもどかしさ 
♪ ふるさとの風は～～の秋模様
落ち葉時雨れる 白壁に
～～～～
辛いうわさ～ 気にかかる
♪ 薄紅の 目元やつれて 恋人形
あやめ一輪 咲く～～～
隠しきれない あの夜の
いのち重ねた夢のあと
「恋人形」は舟木さんの
自作曲 ということだが、
音源にないので、
なかなか聴く機会がない。
今回はフルコーラスでということで、飛び切りのチャンスとなった。
粋な着こなしの舟木さんに釘付けとなりつつも、ひときわ耳を済ませて
聴いていった。
６月２４日（月）３回目のトーク ショーでは、舟木さんは
" 『夕笛の世界』 が好き！"、 "ふるさとの香りがする街が好き"
というお話をされていた。
今はあまり地方都市も都会も違いはないが、倉敷、金沢、萩などの
しっとりした街に、ふるさとの香りを感じておられるのだろう。
「恋人形」に使われている詞
薄墨、 雨模様、 折鶴、
秋模様、 落葉時雨れる、
白壁 、
薄紅、 あやめ、 夢
これぞ日本情緒といわんばかり に、日本のふるさとの風景が
ふんだんに盛り込まれた西條
先生仕込の四行詩、
ふるさとの風景。
舟木さんは、『夕笛の世界』 はもちろん、『絶唱の世界』をも包括するかの
ように、いのち重ねた恋の歌を歌う。
まぎれもなく、舟木さんは（ステージの中で） 恋をしている！
そうでなくて、どうしてあれほどの色香が匂い立つだろう ！！
まだうなじに幼さを残した、可愛い薄羽の蝶々も、やがていつしか
艶歌（つやうた）の世界を知る。
舟木さんの届けてくれる艶歌（つやうた）は、気品漂う中にさらさらと艶が
入り込んだ、えもいわれぬ叙情の世界。
できることなら、女性であるなら特に、このとびきりの艶歌（つやうた）の
世界を味わってほしいと願ってしまう。
２５日（火）夜の部は、
ウイークデー８ナイツスペシャル
みんなｎｉプレゼントナイト でもあり、
”みんなde舟木 ”
の夜でもあった。
１７日（月）に続いて２回目の ”みんなde舟木 ”。
和服でアンコールの♪明日咲くつぼみにを歌い終えた後、しばらくして
白いジャケットの舟木さんがステージに登場された。
後ろ向きになって椅子に座る舟木さんと客席の私たちを、魚眼レンズで
みんな写してしまおうという、 ”みんなde舟木 ”。
大きな演舞場の劇場空間に立ったまま、舟木さんとともに ” ハイ、
チーズ ” を５回ほど。 さてどんな風に写っていることやら。
１ヶ月先、送られて来る写真が楽しみである。
幸運にも、”みんなｎｉプレゼントナイト”、 ”みんなde舟木 ”、”トークショー”
の全てを経験することができた。
舟木さんから、お楽しみをふんだんに頂いた演舞場１ヶ月公演であるが、
残すところ、あと数日となった。 
何としても無事に千秋楽が迎えられるよう、
最後まで気を引き締めて
応援しなければ、、、。