国立西洋美術館 ~常設展~ | 満天の星Lovelyのブログ

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60周年をあれほどに輝かせながら61周年へと繋げていかれた舟木さん、本当にお見事でした!
2023年もこれからもずっと、素晴らしい夢時間を頂けますように・・・。

                 国立西洋美術館
 
                   ~ 常設展 ~
 
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        常設展パンフレット   
        ≪帽子の女≫  1891年
            ピエール=オーギュスト・ルノワール
 
                                                イメージ 11
 
 
 
 
 
 
 
 
 
      
  チケット  一般 \420
  18歳未満、65歳以上無料
 
  常設展のみの無料観覧日
  毎月第2・4土曜日、文化の日
 
                                            
 
 
        久し振りに常設展へ。
      特別展のチケットがあれば、そのまま常設展も鑑賞できる。
      しかし、大抵は特別展の鑑賞のみで終わってしまう。
      何しろ国立西洋美術館の基は「松方コレクション」なのだから、
          常設展を丹念に鑑賞していくと、結構なエネルギーを必要とする。
       そのくせ、”美術館にいってきた~”と、いつも満足させられる空間!
 
      その満足感の大半は、美術館の前庭からすでにロダンの彫刻が迎
      えてくれるところ。
 
      考える人   カレーの市民   地獄門
 
       この地に松方コレクション専用の西洋美術館が建てられ、ロダンの
      彫刻が返ってくるまでは、戦後、フランス政府とあれやこれやのいき
      さつがあったそうだが、ともあれこの庭に入るともう日常生活とは違う
      空気と風に触れることが出来る。
        
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   国立西洋美術館常設展も、
  入り口すぐのスペースから
   ロダンが迎えてくれる。
 
   いくつかの作品の中で
   一際目を惹く美しいポーズ。
 
   このようなポーズは他の作    品でもあったように記憶して    いるが、このタイトルは、
 
      「永遠の青春」
 
   「青春」とあらば、すぐに反応して     しまう。これはもう、カメラに収め
    なければ、、
  
  
     常設展は、嬉しいことに、
    フラッシュをたかなければカメラ
    OKとの注意書があった。
                                               
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       ところが、自分のカメラでさえフラッシュOFFの設定がわからない、
       まったくもって、からっきしの迷カメラマン。
       スタッフの若いお嬢さんに見てもらって、やっと準備OKとなった。
 
 
             これが、ロダンの表現した「青春」!
 
 
          芸術家ロダンは、こんなにも美しく「青春」を表現している。
         瑞々しく、清冽さが溢れている。
          舟木さんが私たちを魅了するのは、今でも「青春」の清新な風を運んで来てくれるから。
         68歳の今も、しっかりと「永遠の青春」を生きている「スター」として、輝いていてくれるから。
         常設展での、早速の嬉しい出会いであった。
 
 
                                           ≪悲しみの聖母≫                          イメージ 8                        ドルチ・カルロ  1650年頃
         ところが、次に目を奪われたのは、
         2Fに上がってすぐの、
         深いブルーのベールで覆われた女性。
        
         背後に光はあるが、胸の前で組み合わ
         せた両手、悲しみに沈む表情、、
         わが子イエスを亡くしたマリアが、悲嘆に
         くれる横顔である。
 
         聖母マリアではなく、あくまで生母マリア
         として、わが子を失った悲しみと、嘆きに
         耐え、ひたすら祈っているように見える。
        
       
          この深みのある蒼いベール(マント)
          は、ラピスラズリを絵の具として使っている          らしい。
         ラピスラズリは、フェルメールの「真珠の耳          飾りをつけた少女」でおなじみである。
 
         ドルチ・カルロは
         淡い光に照らされて浮かぶマリアの悲嘆           を悲痛な美しさにさえ変えて表現しているように思えた。。
          マリアは、神の子として生を受けたわが子の、死してなおの安息を祈っているのであろうか。
 
          その表情をもっと近くで収めたいと、何度か試みたが、どうしてもここだけはフラッシュOFFが 
         機能せず、遠くからでしか写せなかった。
         ともかく、≪悲しみの聖母≫には、つい先ほど≪大公の聖母≫の包み込む柔らかさ、優美さ
         にお目にかかったばかりだったので、気高い美しさは共通しているものの、目を奪われて
         しまった。
 
 
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 ↑                   常設展2F  館内の風景
このあたりの左後方に≪悲しみの聖母≫が展示してあった。 
 
 
            常設展において、モネの作品に会ってくることは欠かせない
 
 
                ≪舟あそび≫  クロード・モネ  1887年
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            ≪すいれん≫   クロード・モネ  1916年
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                                     ≪立ち話≫                                                      カミーユ・ピサロ       イメージ 14          
 そしてまた、舟木さんに出会った。                                          
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  「立ち話」 昭和53年6月発売
 
  ♪ あなたは 美しい 今も変わらない             ~ ~ ~ ~  
     一つの青春 今は二つの物語      
      一つの青春 今は二つの物語  ♪                                   イメージ 13
   
        こちらのご婦人たちは、垣根を挟んで何をお話しか?
        ご近所同士の、ちょっぴり秘密の混じった噂話でも?
 
        舟木さんは、”久し振り 元気か” と
        ほんの3分35秒の短い立ち話で再びお別れしてしまうのだが、、。
                                              
 
         ≪テラスの二人の夫人≫ 
     エルネスト・ローラン  1922年
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   美味しいお茶とケーキを
   前にして、
    光溢れるテラスで 
      いつまでも続く語らい。
    
 
   樹々の葉を揺すりながら
   通り抜ける爽やかな風。
 
     さわさわと聞こえる葉ずれ    の音。                             
     のんびりと、ゆったりと
   流れる時間。  
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         世界の傑作と、ヨーロッパ美術コレクションをたっぷりと味わった後は、
                 さぁ、 私たちもテラスで素敵なお食事を!!
 
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           贅沢な気分のまま上野精養軒のテラス席で、ちょっぴり
         リッチなランチを堪能!
         五月にしては強い陽射しが、不忍の池を渡る爽やかな風に揺られ           て、テーブルにキラキラと光を届ける。
 
         ラファエロのこと、”すいれん”のこと、もちろんルノアールの
         ふくよかなお嬢さんにも会ってきた。
         舟木さん(の6月)のことを話していれば、私たちの豊かなテラスの
         時間は、あっという間に過ぎていったのだった。