昭和の歌人たち 遠藤 実 | 満天の星Lovelyのブログ

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60周年をあれほどに輝かせながら61周年へと繋げていかれた舟木さん、本当にお見事でした!
2023年もこれからもずっと、素晴らしい夢時間を頂けますように・・・。

                    JASRACトーク&コンサート   
                   和のたち 
                    第24回 遠藤 実
 
            「高校三年生」 「北国の春」 
 
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(プログラム)
 
        初冬の府中芸術劇場で、JASRAC主催のコンサートがあり、応募して招待状を頂いた。      
        「昭和の歌人たち 第24回 遠藤 実」 ~「高校三年生」 「北国の春」~  とうたわれていれば、
        出演者の顔ぶれと照らし合わせてみても大体の構成はわかってくるのだが、 生のステージは
       いつだって楽しみである。                                   
          座席は先着順ではない、 と案内の葉書には書いてあったが、 係りの方の話によれば朝からお
               待ちの方もいたようである。 家を出るのに少々手間取って、 列に並んだのは引き換え開始時間
               の30分前。 もうすでに、最初の列から4番目の列の後方である。                            
        並んでいるうちに、やがて陽はすっかり落ちて周りは薄暮となり、噴水の水が夕暮れの中にきら
               めいてきた。 初冬の日暮れは早い。                                            
                                          
 
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     座席の引き換えを待つ人々     PM5:00過ぎ             
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                       広い前庭にある大きな噴水 
 
 


           ゆっくりと列が動いて、 やっと引き換えの順番がやってきた。      
           座席は1階後方の端近く。                                                   
     最後列ではないが、もう少し前に行きたかったなぁ。           
     やはりもう少し早い時間に並ぶべきだったか、、、これは
     今後の参考にしよう。
           友人と落ち合い、食事をして開演を待つ。 
     1800名の観客だから、さすがにホール内はどこも混雑し、
     近くのコンビニでも、いつものお客さんが何があるのかと、          
                                                          目を丸くしていた。
 
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        列を作っていた人々もほぼ会場内に入り、コンサートの開始を静かに待つ府中芸術劇場
 
 
 
   司会は、由紀さおりさんと元NHKアナウンサーの葛西聖司氏。
   出演は、舟木さんの他、小林旭、五月みどり、千昌夫、森昌子、走裕介、藤原浩、水田竜子の皆さん
  
   ピアノで「高校三年生」のメロディが流れる中、葛西氏のナレーションで開幕。
   トップは、渋い赤のジャケット着用の舟木さんで「修学旅行」から。
   皆さんが遠藤先生との思い出話をそれぞれに披露しながら、ステージは進行していった。
 
   小林旭さんの歌われた曲  「アキラのズンドコ節」「ついて来るかい」他
   五月みどりさんの歌われた曲「お暇なら来てよね」「一週間に十日来い」
   森 昌子さんの歌われた曲 「せんせい」「中学三年生」他
   千 昌夫さんの歌われた曲 「星影のワルツ」「北国の春」
   由紀さおりさんの歌われた曲 「困っちゃうな」他
 
   このほか、森さんと水田さんのデュエットで「ソーラン渡り鳥」、水田さんと走さんのデュエットで
   「新宿育ち」 などなど、、。
 
   
 
   ”夜が明けてしまいそうなほどある”遠藤先生と千さんとのエピソードの中から、千さんが遠藤先生の
   押しかけ内弟子になった顛末で、会場を大きな笑いに包む。
   中国などでも盛んに歌われていたという「北国の春」の作詞家で、ゲストのいではく氏は、遠藤先生の
   もとで修行を積まれたのだとか。 遠藤先生は、ものの数分でこの曲のメロディを完成させたのだという。
   遠藤先生の最後の内弟子は、藤原 浩さん。 ステージ上の遠藤先生の写真に合掌した後、歌われた。
   
   千さん独特のリードで「北国の春」の歌唱のあとは、いよいよ舟木さん登場。
   ベージュのスーツ、黒地に白ストライプのシャツ。
   お話は、舟木一夫の名前の由来、僕には優しかった遠藤先生など、、。
   曲はおなじみの、、、
 
      「仲間たち」           
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     「あゝ青春の胸の血は」        
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                         「学園広場」
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     フィナーレはもちろん「高校三年生」
   
  「学園広場」 が終わったあとの拍手の凄さ。
  会場がどよめいているかのような盛り上がりのまま、
  フィナーレへ突入。
 
   会場全体で「高校三年生」を歌う。
 
   いつまでも拍手が鳴り止まない。
 
   まるで、アンコールでもあるかのよう。
 
   手を振り続けてくれる舟木さん、そして出演者の
   皆さん。
   
 
   
   会場は熱気に包まれたまま、熱い拍手がいつまでも続く、、。
 
   しかし、葛西氏と由紀さんの最後のご挨拶の後、開演の時には無かった緞帳が、無情にも上からするする
   と降りてきた。
   「宴」は終わった、、、。
 
   それぞれにご贔屓の歌手のファンの方がいて、掛け声をかけたり、ペンライトを振ったりされていたが、
   舟木ファンは行儀よく大人しく、しかし熱く、どよめく。   
   何人かのグループが、口々に「良かったねぇ~」と言い合っていた、ため息混じりに。
   舟木さんファンのグループのようであった。
 
 
   「遠藤実特集」のようなコンサートでは、舟木さんの「高校三年生」がフィナーレの曲になるケースが
   多いようであるが、あれだけの歓声を耳にすると、誰でも”納得”なのではないだろうか。
   あんなに会場が一気に無理なく盛り上がる曲が、他に在るだろうか?
   やはり「高校三年生」は、舟木さんの宝物、私たちの宝物、世代の宝物なんだと、改めて感じさせられた。
   
   ”歌手冥利に尽きる”このような瞬間を、舟木さんにはこの先、何回でも味わって頂きたいものだと思った。