舟木一夫コンサート2012~越谷サンシティホール~ | 満天の星Lovelyのブログ

満天の星Lovelyのブログ

60周年をあれほどに輝かせながら61周年へと繋げていかれた舟木さん、本当にお見事でした!
2023年もこれからもずっと、素晴らしい夢時間を頂けますように・・・。

               舟木一夫コンサート2012 
             ~越谷サンシティホール 2012・11・9~
 
 
 
          越谷サンシティホール
 
イメージ 1
                                      (越谷サンシティホールHPより)
 
 
       2012年の通常コンサートも、いよいよ終盤近くなってきた。
       これから年末にかけて、通常コンサートに加えファイナルコンサート(中野サンプラザ)
                や、シアターコンサート(京都南座、新橋演舞場)が続いていく。
 
                舟木さんのこんなスケジュールは、マラソンコースの終了間際を、全力疾走で走り抜け
                 ていくようなもの。 今年はテレビ出演もあったし、並みの体力では持たないのではと、
                 少々心配である。 ここ20日ばかりは風邪気味と言うことだったし、、。
        昨年のBIG3コンサートで、西郷輝彦さんは、 ” 今の舟木さんは鋼(はがね)だ ” と言
                  われていたけれど。
        お休みを取られたのは、9月新歌舞伎座の1ヶ月公演の後くらい。
        しかし、コンサートの無かった10月は長かった。 
        ひたすら舟木さんの歌声を待ち焦がれた。
        幸い、銀座シネパトスさんが、舟木一夫映画特集を企画してくださったので、やっと11
                 月のコンサートに繋げることが出来た。
 
        越谷サンシティホールには、初めて出かけた。
        都合で昼の部の舟木さんにしかお目に掛かれなかったが、3日の「風アダルトに」を堪能
        させて頂いているので、今日は潔く諦める。
 
                  スローテンポの「学園広場」のメロディで幕が開き、舟木さんが三方へ深々と礼をされるのは
         今年の胸熱くなるシーンである。
         ” 50年の言い尽くせない感謝を込めて ” 本当に深々と
 
        芸能界入りのきっかけとなった「湖愁」。
        ステージでは、おそらくほとんど歌われなかった「残雪」。
        デビューから10年くらいに絞った、学園ソング、映画主題歌、抒情歌中心に、
        若い舟木さん全盛時代の歌の数々が、途切れることなく続く。
        メドレーにでもしないと追いつかないくらい。 
        あの頃の舟木さんの勢いは、誰も近寄ることが出来なかったほど凄かったからなあ~。
        まるで旋風、まさに社会現象であった。 
 
 
イメージ 3
   舟木一夫コンサート2012の中で、
   やはり、”その人は昔”は別格のように思える。
 
   照明によって、舟木さんも観客も、海の波の中を
   たゆたっているような空間が演出され、
   その海の中で、舟木さんは遥か昔を懐かしむよう 
   に、いとしむように、優しく繊細に、しかし          
   渾身の力を込めて雄大に歌われる。
                                 イメージ 2
 
 
  ” その人は昔  海の底の真珠 
              夜空の星の輝き 
              僕の心の灯火 
             僕のすべて    
             僕のいのち    
             僕のちから  
                      
    僕の日記を埋める輝き             
    僕を優しく見つめる恋人 ”
 
     ” でも その人は もう今は いない ”
 
  ”   その人は昔    ~ ~ 
              若駒のたてがみつかみ               いらだつ 海の向こうを       
      見ていた  
                                 胸をはって  ”
 
 
  松山善三監督の詩に、船村徹氏が曲      をつけ、72枚の楽譜を22歳の舟木さん  
  は2日半で録音した。   
   ” 若かったんですね~。 
            今なら4日で、、、 ”
 
 
    百人浜の荒い波音を背にして立つ、
   舟木さんの後ろ姿のシルエットの美
   しさ。
    ” その人 ” を失いながらも、再び
      その人の分まで幸せを掴もうと立ち
      あがっていく青年を、今歌って(演じ
      て)、舟木さんは何の違和感も無い。

   波音が遠くに消えホールがしばし静寂に包まれた時、くるりと前を向き、スポットライトの中を
    ” ま、そんなところで、、、” といいながら、舟木さんが軽快に階段を下りてくる。
    ホールを、 まるでスクリーンを見ているかのようにステージングし、究極のラブソングを届け
        た後の照れ隠しのように、、。
 
 
    都心から少し離れた越谷では、今回のコンサートは、何年ぶり、何十年ぶりというお客様も
    あったのかもしれない。 それどころか、舟木一夫コンサートは初めてという方だって、あっ
         たに違いない。 そのせいなのか、 「高校三年生」の後奏が終わるか終わらないかのうち
         に聞こえてきた大きな拍手のかたまりには、 おなじみのホールではもう聞けない種類の、
         とても熱いものが籠もっていたように思えた。
           ” 今日、この曲を聴けて嬉しい。”
           ” この曲を、変わらず50年歌い続けてくれて有難う。”
    そんな感激や感謝のこもった、一際大きな熱い拍手が聞こえてきた。
 
 
イメージ 4
   舟木さんも「高校三年生」は不思議な曲、と
   よく言われるが、
   瞬時に青春時代に戻ることの出来る、50年
       前の曲なのに古くて新しい、不思議な曲、
   「高校三年生」。
 
   もう、いい加減デビュー曲から開放してあげ
       たいと思うときもあるのだが、あのような拍手
   が鳴る限り、舟木さんは、「高校三年生」をス 
    テージで歌い続けていかれるだろう。
 
 
   あの熱い拍手は、今でもきっと舟木さんの
       支えの一つ、力の一つでもあると思う。
 
      
             私は・・・舟木一夫としての道も、上田成幸としての青春も、私たちの青春も、全てはここ
             から始まったのだなぁと思いながら、ニ短調だというこの曲を聴いていた。
      詰襟のよく似合う、清潔な凛々しい高校生(である舟木さん)と一緒に
      ” 夢が はばたく 遠い空 ” を見上げてはいたけれど、、、はたして私の夢は 大空に
      はばたいたのだろうかと、、、。
      いやいや、あの時、夢を見ていただけでもいいのだ。
      こうして、見事な生き方をしてきた舟木さんの素敵な夢時間の中に、ゆっくりと身を浸して
      居られることこそが、とてつもなく幸せというものだ。
 
 
イメージ 7
                                       昼の部終了後、ホールを後にする人々      (2012・11・9・16:24)
  
イメージ 5
                 昼の部コンサート終了後のホール玄関      (2012・11・9・16:27)
 
 
イメージ 6
                    「越谷市民憲章」 一、教養を豊かにし 人間性あふれる文化のまちをつくります
                                 ↓
               市長さん、市民のみなさん、”舟木一夫コンサート”が一番です!