「ALWAYS三丁目の夕日’64」 見ました! | 満天の星Lovelyのブログ

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60周年をあれほどに輝かせながら61周年へと繋げていかれた舟木さん、本当にお見事でした!
2023年もこれからもずっと、素晴らしい夢時間を頂けますように・・・。

              「 ALWAYS三丁目の夕日’64 」 見ました!
 
 
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      もうすでに三作目となる「ALWAYS三丁目の夕日」
      ”舟木一夫”という台詞が出てくるらしい、ということにも引かれて、見に行ってきた。
 
      舞台は昭和39年
 
      夕日町三丁目の住人たちは相変わらず賑やかにというか、騒々しく生活していた。
      一番ビックリしたのは六ちゃん(掘北真希)がまぶしいくらいにすっかり綺麗な女性に
      成長していたこと。
      鈴木オートにも六ちゃんの後輩になる若い子が一人増えた。
 
      茶川龍之介は近所の居酒屋ママのヒロミと結婚し、もうじき子どもが生まれる。
      おじちゃん(茶川龍之介)の下で生活することを選んだ古行淳之介と、鈴木オートの息子も 
      はや高校生で、受験勉強真っ最中だったり、エレキギターをかき鳴らしたりしている。
        
      
      初回は昭和33年の物語で、東京タワーが完成した年。
      今回は昭和39年の、東京オリンピック開催で日本中が沸き立っている年の物語。
 
      2作目は昭和34年の設定なので、あまり変化を感じなかったが、今回はそれから5年後の話。
      あの赤いほっぺが可愛かった集団就職の六ちゃんも、鈴木オートに住み込んで6年たてば、
      一人前の整備士にもなり、見違えるような美しい女性に成長だ。
      子役たちもそのまま実年齢の役柄か、すっかり大きくなっている。
 
      肝心のセリフだが、もたいまさこさん扮するタバコ屋のおばちゃんが、確かに一言、
      はっきりと ”舟木一夫”という。
 
 
      そりゃそうだよね~~昭和39年だもの~~日本中が東京オリンピックで沸き立っていた。
      運動会で「東京オリンピック音頭」を踊ったような気がする。
      前の年デビューした舟木さんは学生服を着て大忙し、君たちと僕との爽やかな青春を歌っていた。
      歌手として売れに売れ、その上スクリーンでも爽やかな魅力を振りまいていた。映画にステージに
      ファンにもみくちゃにされながら歌いまくっていた、といったところだろう。
 
 
                                                
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昭和39年1月                      
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     昭和39年3月          
 
                 
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昭和39年6月                 イメージ 3      昭和39年9月                                           
        昭和39年8月
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    昭和39年6月といえば
    舟木さんはデビューして1年、                   
    「花咲く乙女たち」のレコードジャケットで、やっと学生服を卒業することができた。
 
 
    学生服のレコードジャケットが最後となるのは、「東京新宿恋の街」であり、昭和39年4月のこと。
    ”舟木さん自身が昭和39年の時代そのもの” ではあるのだが、そしてだからこそ「三丁目の夕日’64」
    に”舟木一夫”のセリフが出てくるのだが、反対に舟木さんの曲の中で昭和39年という時代を一番良く表
    している曲を探すとすれば、この曲になるように思う。
    
 
                       昭和39年4月 「東京新宿恋の街」
 
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               http://www.youtube.com/watch?v=HJnnwgqOUvI             (junco1646さんの動画です)
                         
 
    雑誌平凡「新しい東京の歌」選定歌           荒木忠雄作詞 石本美由紀補作詞
                                     遠藤 実作曲
               
 
    この曲は新宿ルミネ(ショッピングビル)開業を記念して作られた曲らしいが、 その頃、    
    オリンピック招致で東京は街中大変な熱気。
    競技施設、宿泊施設、道路の整備、巨大ビルの建設ラッシュ等々。
    おりしも、老舗のデパートじゃない若者向けのショッピングビルが新宿にできた。
    キラキラ輝くルミネでショッピングしデイトをすれば、わくわくと夢が一杯に広がり溢れるよ!
    といったコマーシャルソングみたいなもの?
    (「有楽町で会いましょう」と、そごうデパートみたいな関係の)   
 
                                                                     
   ♪  ~デイトの新宿 ターミナル
             並ぶデパート 素敵な夢を  明るく彩るショッピング
                   ごきげん  ごきげん  ごきげん  東京  新宿  恋の街  
 
 
    ともあれ、東京オリンピックは昭和39年10月10日開催され、オリンピアの聖火はアジアにもたらされた。
    東海道新幹線も10月1日開業した。  
    ごきげん ごきげんな東京だ。  夢溢れる恋の街、新宿だ。
 
     昭和39年10月10日
    東京タワーの下で暮らす夕日町三丁目の住人たちは、カラーテレビの前に集合し、総出で日の丸の旗
    を打ち振り、オリンピック万歳と雄叫びを上げ、その日も騒がしく濃く生きていた。
 
    鈴木オートの主人も、売れない小説家の茶川龍之介も、少年古行淳之介も本気でぶつかりあって
    熱い!! 
    個性豊かな住人がドタバタと繰り広げる、ベタな人情ドラマのストーリーに過ぎないといってしまえば
    それまでだが、キャストは適役だし、堤 真一も吉岡秀隆も、あまりにもはまり役である。
 
 
    笑いも涙も満載、、、人同士が真っ向から本気度100%でぶつかりあい、そのくせお互いを思いやって
    暮らしていく日常の懐かしさ、暖かさのなかで、安心して笑えて泣けるように作ってある映画である。
    (おまけに”舟木一夫自身が昭和39年の時代そのもの”の社会現象であったことも思い出させてくれる)
 
 
    夕日町三丁目の人たちは、東京タワーを染める夕日を見て明日への夢をつないでいた。
    あれから50年、もうすぐ東京スカイツリーのお披露目。
    開業時には随分な賑わいが予想されている。
    634メートルの世界一のタワー「東京スカイツリー」を染める夕日は、” もう一頑張り、もう一花咲かせま
    しょう ” と呼びかけて、平成の空をオレンジ色に染めるのだろうか。