舟木さんの「三百六十五夜」
西条八十作詩、古賀政男作曲でタイトルが「三百六十五夜」
まさに流行歌の王道を行くような楽曲です。
使われている言葉も
みどりの風 おくれ毛 初めて逢うた 生命を賭ける君 背広
など、時代を感じさせますし、伴奏のアレンジも含め、全てにおいて
「これぞ昭和の流行歌」。
だから例えば「旅の夜風」に似ているような感じがする曲です。
でも、古風なところのある舟木さんは、ちっとも違和感を感じなかったのでしょう。それどころか、実に伸び伸びと、気持ちよさそうに、歌っています。
耳に、そして身体になじんだ程よいテンポの伴奏に乗って、西条先生作詩の
「昭和の流行歌」を気持ちよく、さらりと歌っています。
♪ みどりの風に おくれ毛が ♪ 気強く無理に 別れたが
やさしくゆれた 恋の夜 思い出の道 恋の町
初めて逢うた あの夜の君が 背広に残る 移り香悲し
今は生命を 賭ける君 ♪ 雨の銀座を ひとり行く ♪