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マーケティングコンサルタント上西のブログ

個人店の集客に特化したコンサルタントです
オウンドメディアを構築して、地域ナンバーワンにするコンサルをしています

西野亮廣さんが語っているYouTube動画の中で

マーケティング的にとても役立つ動画を紹介します

 

 

まぁ、西野亮廣さんの動画を見れば済むことなんですが・・・

 

西野さんは、頭の回転が速い人ですから

的確な言葉をスラスラと話される早口スタイルなので

ぼーっと聞いていると、大切な事に気が付きません。

 

なんとなく解ったような気持ちにはなりますが

それを自分のビジネスに落とし込んで戦略を考えようとすると

内容が理解できていなかったことが多かったんです。

 

なので、動画で学べる方は動画がで学んで頂くとして

 

僕のように、文字でしか学べないという方は

一緒にこのブログで学んでもらえたら嬉しいです。

 

西野亮廣が書かれているブログはこちら

 

 

 

ネオ大仏商法とは

 

人が集まるところにお店を出すというやり方は

昔からあったんですが

駅に近いお店などはこれに当たりますし

イオンモールなどの中のお店もこれに当たります

 

大仏商法というのは

奈良の大仏に参詣する客が立ち寄るのを待つだけで、

進んで客を集める努力をしない奈良商人の消極性をいう語

 [補説]古くは、

大仏に参詣する客を捉えて逃さない奈良商人の商売上手を言ったともいう。

 

これの現代版が、西野さんが言うネオ大仏商法です。

 

 

 

何かに紐づけることの重要性

 

「えんとつ町のプペル」という映画は

ハロウィンに紐づけたんだと西野さんがおっしゃっています。

 

僕も、このブログを西野さんに紐づけて

まだ何者でもない自分が少しでも目立つようにしたいと思っています。

 

「紐づける」とか「便乗」というと

消極的に聞こえると思いますが

「ネオ大仏商法」は

何かに紐づけた上で、積極的に集客もする商法だということです。

 

10年ほど前なら

大仏が無いところにお店を出しても

SNSで情報発信すれば何とかなっていましたが

それは、

お店の経営者の殆どが情報発信をしていなかったのと

情報発信していてもクオリティが低かったから

上手にSNSを使いこなせる経営者のお店は集客出来ていたからです。

 

しかし現在では

誰もがSNSを使って集客しようとして情報発信していますから

情報量が増えてしまって、自分の情報発信を見つけてもらえなくなりました。

 

その結果、商品やサービスが売れなくなり

いろんなビジネスが淘汰されているんですが

だからこそ、何かに紐づいていることが重要になっているんです。

 

イオンモールの中のお店なら

今までなら、イオモール自体が集客してくれていましたが

これからはイオンモールの集客力だけに頼ってはいけないという事です。

 

例を挙げると、

例えば、

バレンタインのチョコや、土用のウナギなんかは

日にちに紐づいているのでネオ大仏商法だと言えます。

 

ワークマンも、作業着というカテゴリーから

アウトドアに紐づけてブレイクしましたが

これはマーケティング的にもよく考えられた素晴らしい戦略です。

 

 

 

 

あなたの大仏は何ですか?

 

僕は、自分にとっての大仏を西野亮廣氏にしましたが

あなたにとっての大仏は何ですか?

 

僕のクライアントのリラクゼーションサロンは

あるものをリラクゼーションサロンと紐づけましたが

これはこれから注目されると確信しています。

 

違う言い方をすれば、「特化する」ことにも似ているかもしれませんが

紐づけるというのとは違うかもしれません。

 

いずれにしても、

ハロウィンと言えば「えんとつ町のプペル」を思い出すような

そんなイメージだと考えれば解りやすいと思います。

 

僕が経営していたダイニングまんてんも

宴会といえばダイニングまんてん、

とイメージしてもらう戦略を取っていましたが、そんな感じです。

 

動画の中で西野さんは、アパレル業界の話をされていますが

アパレルが「おしゃれ」をウリにしても真似されるだけだから

例えば、釣りに行く服という紐づけをするというイメージだと言っています。

 

こんな新しい考え方を教えてもらって

僕はとてもワクワクしていますから、いろんな業界の事例をリサーチしています。

 

コンサルタントにとっては

こういう新しい考え方を基にリサーチすることで

新たな戦略が見つけやすくなりますから僕が好きなやり方です。

 

キングコングの西野亮廣氏の本は

以前に買って持っていましたが

引っ越しをして久しぶりに見かけたので読み返していました。

 

 

コロナをきっかけに自分のお店を閉店することも決めて

フランチャイズ本部も、加盟店から閉店したいという意向を聞き入れて解散し

現在は

食品の運送会社で臨時雇用という形で働きながら

リラクゼーションサロンのコンサルタントを続けつつ

新たにミュージシャンの支援の活動も初め、充実した日々を送っています。

 

そんな僕が久しぶりに読んだこの本は

僕がコンサルタントとして考えていた事が正解だったと

改めて確信させてくれました。

 

今年の4月に出版されたこちらの本も購入し何度も読み返していますので

マーケティング的な話をピックアップしてお伝えしたいと思います。

 

 

 

 

自信を蘇らせてくれた西野亮廣さん

 

僕がこの本を読んでいてハッとさせられたのは

西野亮廣氏がチケットを手売りしていたという話でした。

 

マーケティング的に言えば

100人を一気に集める集客方法よりも

1人を確実に集客する方法を100個持っている方がいい

という話がありますが

西野氏のチケット手売りはまさにこれでした。

 

僕が推奨し続けてきた【1分営業】という集客方法も

コツコツと地味に見える方法ですが

継続していけば必ず集客に繋がる方法です。

 

しかもSNSなどとは違って、いつの時代でも通用する方法です。

 

更に、どちらの本か忘れましたが

お客様には常連さんとファンが居るという話も

僕がリラクゼーションサロンのコンサルをする時

最初にやって頂くのが、

常連さんに向けた【オリジナルプラン】なのですが

これが西野亮廣氏が言っている事と概念が同じでした。

 

読み進めていくうちに

あれっ、俺が考えてた事って今でも通用するやん・・・

 

コロナがの影響でお店を閉めて飲食業界から撤退したけど

確か、一時撤退というつもりやったのに・・・

いつの間にか、ズルズルと雇われている事に慣れているかも・・・

ひょっとして、このまま静かに終わろうとしてる?

 

そう気づかせてくれたんです。

 

 

 

西野亮廣にのめり込んでみた結果

 

本を読んでいるだけでは物足りなくなって

YouTubeで西野亮廣氏が出ている動画を探したり

ボイシーの音声を運転中に何度も聞いていました。

 

そんな中

ダイビングスクールを運営する人からの相談に答える動画の中で

守っちゃいけないのは肩書

守らなければならないのは理念

と言っていたことや

 

「コロナ禍で収入が無くなったら、西野さんなら何をしますか?」

という質問には

「僕は勤めます」

「既に上手く回っているところに頭を下げに行く」

という答えを聞いて、思わず涙が出そうになりました。

 

自分が取った行動は間違ってなかった

一旦撤退して、収入源を確保したのは正しかった

 

西野亮廣と同じ考えだったという事が

自信を無くしかけていた自分に自信を蘇らせてくれました。

 

 

 

 

西野亮廣さんは優秀なマーケッターでもある

 

西野亮廣さんの事をクリエイターだと思っている人は多いと思います

「えんとつ町のプペル」を筆頭に

数々の作品を生み出している彼はまさにクリエイターですが

実は、トップクラスのマーケッターでもあります。

 

マーケティングなんてお手の物の彼は

時代の背景や人々の心理を理解しているので

マーケティング戦略の立て方はとても素晴らしいです。

 

彼が生み出した多くの作品は

彼が手掛けたマーケティング戦略によって売り出されたものですが

その戦略を分析していくと、かなり考え抜かれていることが解ります。

 

彼がクリエイターとして優秀なのはもちろんですが

マーケッターとしても優秀ですから

彼のオンラインサロンに人が集まるのは自然な流れだと思いました。

 

「西野亮廣エンタメ研究所」のオンラインサロンのメンバーは約7万人

なんと、吉本興業の会長もメンバーになっている程で

先見の目がある多くの経営者もメンバーになっているのも頷けます。

 

そんな西野亮廣さんの書籍「革命のファンファーレ」には

「えんとつ町のプペル」をどのようにしてヒットさせたのか?

コロナ禍にも関わらず、どのようにして集客したのか?

 

それの答えを惜しみなく公開されていますから

経営者は必ず読んでおかないと

これからの時代のマーケティング戦略が解らなくなると思います。

 

 

僕がお勧めしている【1分営業】について

今回は、応用編としての成功事例を紹介していきます。

 

【1分営業】とは少し違いますが

効果がある集客方法の一つとして覚えておいてください。

 

必ずあなたのビジネスの集客のヒントになるハズです。

 

あなたのお店の近くには、何がありますか?

 

沢山の人が集まっている場所は無いですか?

 

そこに集まっている人を集客する方法を考えた事はありますか?

 

マーケティング脳で考えれば

その人たちを集客出来るかもしれません。

 

 

 

 

草野球チームを狙った事例

 

これはフランチャイズ加盟店の事例です

 

そのお店の近くには淀川が流れていて

淀川の両岸には広い河川敷があり、

日曜日になると草野球をしている人やサイクリングする人

散歩する人、家族で遊びに来ている人などで賑わっていました。

 

僕は1か月に1回、必ずフランチャイズ加盟店に訪問するのですが

河川敷の横の道路を走っている時にその光景を見て

早速店長に、河川敷に行って【1分営業】をするようにアドバイスしました。

 

作戦としては、

店長も野球をしていたという事だったので

草野球チームをターゲットにしようと決めて

後は、どうやってて近づくかを一緒に考えました。

 

とりあえず浮かんだのは、スポーツドリンク差し入れをするという案だったので

早速翌週の日曜日にスポーツドリンクを差し入れしたそうです。

 

「差し入れです」と近づいて行った時

向こうの人は「えっ、どうしてですか?」

と聞いて来られたそうですが

「僕も野球が好きなんです」と答えたそうです。

 

そしたら、早速、その日の夕方お店に電話がかかって来たそうです。

 

名前を名乗らずに差し入れしたのに、どうして解ったの?

と思った方も居られると思いますが

実は、差し入れする時に、のしをつけてもらって

お店の名前を書いてあったからなんです。

 

2000円程度の差し入れで

20人の草野球チームの集客が出来たので

店長は僕のアイディアを褒めてくれていましたが

今回はたまたま上手くいっただけだよと伝えて

「まだまだお客様はいるよ、次はどうするの?」

と投げかけておきました。

 

それからは、日曜日になるとアルバイト君も連れて、

大きなクーラーボックスを用意して

そこにはお店の名前をデカデカと書いて

店名が書かれたポロシャツを来て

冷たいスポーツドリンクを河川敷に持ち込むようになりました。
 

河川敷でバドミントンをしたりフリスビーをししたりして遊んでいる家族を狙って

「熱中症に気を付けてくださいね」と声を掛けながら

一人一人に無料でスポーツドリンクを配ったそうです。

 

そしたら、どうなったと思いますか?

 

日曜日は午後3時から営業を開始しないといけなくなるほど

お客様の予約が入って忙しくなったんです。

 

2人でサイクリングする人や

8人のサイクリングチーム

 

4人の家族連れ

3人の家族連れ

4人の友達仲間など

 

河川敷に来られていた人たちを自店のお客様として集客出来たのは

誰もがやっていなかった集客方法だったからです。

 

まぁ

それほど忙しくなるとは僕も予想していませんでしたが

「返報性の原理」の効果は絶大だと改めて感じた事例です。