2023年の飲食店経営はどうなるのか?~コロナ渦の成功事例「朝市で野菜を販売」 | マーケティングコンサルタント上西のブログ

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2020年に世界中が混乱したコロナウイルスですが

あれから約2年が経ち

日本も経済的に大きなダメージを受けました。

 

飲食店は、時短協力金などが支払われたので

個人店は資金に余裕があったお店が多いですが

2023年は、どうなるのかを予想してみましょう。

 

 

 

 

【飲食店に行く人が減っている】

 

コロナの影響で、

人々が外食を控えるようになって約2年が過ぎましたが

2年の間に人々の生活スタイルが大きく変わったのを知っていますか?

 

飲食店に関係するものをピックアップすると・・・

 

自炊する人が増えた

外食をしなくなった

デリバリーを使うことが増えた

会社の飲み会が無くなった

 

などの影響が出ています。

 

とにかく、飲食店に行く機会が減って

飲食店に行く人も減るのは間違いないです。

 

だからといって、あなたを不安にさせるつもりはありません!

 

今までのやり方は通用しないんだと解って欲しいだけです。

 

何件かの僕のクライアントの成功事例を紹介しますので

あなたの不安が解消されるきっかけになれば嬉しいです。

 

 

 

 

【野菜を売ってコロナを乗り切った飲食店】

 

これは、コロナの影響が出始めた2020年のクライアントの事例です。

 

イタリアンのお店を経営されていたAさんは

契約農家さんから野菜が売れなくて困っていると相談されました。

 

そこで、自分のお店の前で

契約農家さんの野菜の販売を始めましたが

これが、びっくりするほど大人気になりました。

 

契約農家さんの知り合いの農家さんからの依頼も増えて

今では、地域で有名なほどの朝市となっています。

 

 

あれから2年が経ちましたが

新鮮な野菜が安いと言う噂が広まって

スーパーなどが値上がりしているタイミングで

更に人気になっているとのことです。

 

朝市は、午前6時から始めるそうですが

その頃には人だかりが出来て整理券を発行するほどの人気だった為

通行の妨げになると警察からの指導もあって

お店の前では販売することができなくなり

ついに、店内で販売することになりました。

 

野菜の売上から10%の手数料を頂いているそうですが

週に2回、1か月に8回の朝市の売上は

1日あたり約10万円~15万円なので

Aさんの利益は、1日あたり1万円~1万5千円

1か月あたり、8万円~12万円という計算になります。

 

Aさん自身も、揚げたてのから揚げを販売していて
その売上は1日あたり2万円だそうですから

利益は、約1万円くらいだと予想出来ます。

 

トータルで計算すると

手数料とお店の使用料として、

農家さんから売り上げの10%の収入が 約8万円~12万円

から揚げの利益が、1日1万円として8回で8万円

 

1か月の利益を合計すると

約16万円~20万円となります。

 

この数字は利益ですから

そのまま家賃が払える金額なので

お店の大きな経費を賄えるのは、有難いことだと思います。


 

 

 

【成功のポイントは】

 

この成功事例のポイントは

Aさん自身が移動していないことが最大の利点です。

 

野菜を仕入れに移動したりするのではなく

農家さんが自分でAさんのお店にやって来るというスタイルです。

 

お店に運びこむのも、販売するのも農家さんなので

Aさんは仕込みをしながら場所を提供しているだけです。

 

つまり、いつもより、少し早めにお店に出勤して

仕込みをしながら、野菜の販売を見ているだけだそうですから

自分の生活スタイルを変えずに

それでも1か月に16万円以上の利益を生み出したのは成功だと言えます。


もし、あなたもこの成功事例を真似してみたいと思ったら

とりあえず、ブログやSNSで情報発信をしてみてください。

 

Aさんも、最初は、野菜を売ったところで人は集まらないだろう・・・

と思っていたそうですが

常連さんに話をしてみたところ

どんどん噂が広まっていって

「いつからやるの?」

「始めたら教えてね」

という声が多かったから、試験的に始めました。

 

これがとても重要なポイントです!

 

いきなり野菜の販売を始めるのではなく

野菜の販売をやったとしたら

どれだけの人が興味を持ってくれるのか?

 

興味を持ってくれた人の中から

どれだけの人が実際に買いに来てくれるのか?

 

それをリサーチしてから始めることです。

 

ある程度の人が集まるようになれば

あとは、行列が目立つから、それがまた人を呼んでくれます。

 

最後にもう一つ・・・

 

この野菜の販売にはちょっとしたコツがあるのです

 

野菜を売っているスーパーは沢山あります

業務スーパーでも野菜を売っていますから

そういうお店とライバルになる立地に出店してはダメです。

 

Aさんのイタリアンのお店は

ちょっとした高級住宅街にありました

 

近くのスーパーも高めのスーパーでしたから

農家さんが持ってくるB品の野菜の値段を知って

来られるお客様は驚いていました。

 

野菜には等級があって

高級スーパーや百貨店にはA品しか売っていませんから

そういうスーパーで買い物をし慣れている人にしたら

B品でも、新鮮な野菜が激安だと感じてくれるので

町で人気の朝市になったという訳です。