「グルーポン」に掲載を考えているあなたへ! | マーケティングコンサルタント上西のブログ

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個人店の集客に特化したコンサルタントです
オウンドメディアを構築して、地域ナンバーワンにするコンサルをしています

ネットで検索していたら
あまり目立っていない近所のお店が
「グルーポン」に掲載されていました。



僕も、5年前に掲載したことがありますが
「グルーポン」を購入される客さんは
その時だけのお客さんで終わってしまいます。

それでも掲載する意味はあるのか?
掲載する目的は何なのか?
これらを明確にして

新たに新規のお客さんを開拓する!
知名度を上げる!
賑わっている雰囲気を作る!

こういう目的の為なら
「グルーポン」は有効な媒体といえるでしょう!




お店の経営を安定させるには
継続してくれるお客さんが不可欠なのですが
60%以上の割引をしてまで
新規のお客さんにサービスするのは
商人としては失格ですね。

割引きなどの特典は
本来、常連さんに還元すべきものです。




クーポンというものは
確かに来店のきっかけにはなりますが
質の良いお客さんを集めるものではありません。

特に、60%などの極端な割引きは
「クーポンハンター」の餌食になるだけです!


ここをよく理解しておかないと
キャッシュフローが悪くなるばかりか
お店の信用も落ちますし
質の悪いお客さんを集めてしまいます。


儲からない上に
タチの悪いお客さんが来店すれば
ちゃんとしたお客さんが近寄らないですし
「安物屋」という
看板を上げているのと同じなんですね。


「安物屋」として認知されると
「こだわりの食材」などの言葉が通用しません
通常時はお客さんが激減します
安いお酒だから悪酔いすると思われます
まともなお客さんは絶対に行かない
安さだけを求めるお客さんしか来ません


それでも安売りをしている理由は
「お金が回っていない」からでしょうね。


飲食店の経営者なら解ると思いますが
今日の仕入れは、昨日の売上で払うものです。

毎日の売上の中から
家賃、電気、人件費などのお金を残しておいて
更に、その残りのお金で仕入れをするんです。

それで仕入れのお金が足りないという事は
売上が低いからというのは目に見えています。

それなのに60%の割引をしてしまうと
ほとんど利益は出ないので
更に経営状態が悪化して
やがて閉店に追い込まれるんです!

こういう安売りの考え方は
お金を回すだけの考え方なので
小学生でも出来る安易なやり方です。



どんな事でも同じですが
物事を深く考えない人って
短絡的に物事を判断してしまいます。

お客さんを集めるなら
『安くすればお客さんは集まる!』
と考えるだけで
お客さんが店に来る理由
わざわざ自店を選んでもらう理由

こういう事に気付かないんですね。


物事の本質を理解して
人の行動心理を理解して
自分の目的を明確にして
マーケティング的に考えて行動すれば
自ずと答えは出るんですけどね。


何をればいいのか解らない人は
お店が潰れる前に相談してください!