「不幸」「一周忌」 あらすじと見どころ | 文学座有志による万太郎の世界

文学座有志による万太郎の世界

久保田万太郎の作品を文学座有志によって上演する自主企画公演

今回の演出家、二人によって選ばれた作品
「不幸」 と  「一周忌」・・・
なんとも暗そうな芝居だな・・・と思われますでしょうが・・・
そうではございませんのでっっご安心を!!


久保田万太郎の代表作である「不幸」と 
これまで殆ど上演されていない作品「一周忌」・・
是非一度でお楽しみください。

不幸 ~あらすじ~
大正89年ごろの向島。
おしまは久しぶりに尋ねてきた伯父、治兵衛の相手をしている。去年の火事の際、わづかに運び出した内裏雛だけが淋しく飾られている部屋で治兵衛は人間の幸、不幸について話し出す・・・。
ささやかに、必死に生きていた市井の人間の生き様や、濃い人間関係が会話を通じて見えてくる、そんな芝居です

一周忌 ~あらすじ~
元芸者のおきくは、はぶりの良い旦那にひかされ、一緒になったがあっけなくその旦那と死に別れ、今日がその一周忌。
一方、おきくの姉さん芸者、おゑんもいい旦那にひかされて楽しい日々を浅草で送っている。
その家の持家の一つに一人身を寄せているおきくのところへ元贔屓だった人の弟が来て、兄さんの死に際の話をし始める・・・
二人の元芸者の美しい姿、さびしげな台詞、華やかな台詞を浅草見番で是非ご覧ください