<<<記事要約>>>
・夫婦ペアローンの利用率が増加
・女性の正規雇用増大
・価格高騰
<<<ペアローン率×増加>>>
都心を中心に不動産価格の高騰が止まらず、首都圏の平均マンション価格は1億円を突破しています。
一般サラリーマン家庭で単独では、1億円以上のローンを組むのは厳しいため、夫婦ペアローンで住宅を購入している世帯が増加しております。
その利用者の割合としては34%と過去最高を記録しています。(図1参照)
総務省によると、共働き世帯数は2023年で約1278万世帯と専業主婦世帯の約2.5倍です。
今後も女性の正規雇用は拡大することが見込まれ、ペアローン利用率は増えていくことが予想されます。
図1
(日本経済新聞より引用)
<<<借入額>>>
ペアローンを組むことのメリットの一つに借入額を大幅に増やせることがあげられます。
特に20代は単独ローンと比較し、1.9倍ペアローンを利用していることがわかります。(図2参照)
また、リクルートの調査では既婚・共働き世帯総年収1000万円未満の場合、ペアローンの利用率は全体的平均とほぼ同じですが、1000万円以上では6〜7割に跳ね上がるそうです。
図2
(日本経済新聞より引用)
<<<リスク>>>
ペアローンを組むことのリスクは育児や介護などでどちらかが働けなくなった場合に、収入が減り住宅ローンの返済が苦しくなるということがあげられます。
また、金利が上がった際には元本が大きい分、月々の支払額も増えます。
そこをきちんと把握し、対応策を話し合われた上でご購入されるのであれば、ペアローンは良い商品だと私たちは考えております。
最近では年収の10倍のペアローンを組み、ご購入されている方もいらっしゃいます。
購入物件や属性、ご年齢、ローン期間によるので一概に無理なローン計画がどうかはわかりません。
仮に話題の三田ガーデンヒルズを50年ローンで年収の10倍でご購入され、今後も昇給が見込まれるのであれば良い結果で終わる可能性も十分に考えられます。