(Bloombergより引用)
図2
(Bloombergより引用)
一方で逃避先として米国国債は急伸しております。
(図3参照)
FRBの利下げ自体も今年は数回しか織り込まれておらず、2年債や5年債利回り上昇を考慮すると短期的な逃避先としては十分な魅力があるといえます。
(図3)
(Bloombergより引用)
<<<原油>>>
中東は世界原油生産の3分の1を占めており、イラン・イスラエルの情勢がさらに悪化すると大規模な供給混乱に陥る可能性が高まるため、高値を付けております。(図4参照)
原油価格が高騰すると世界的なインフレを再燃させる要因になるため注視が必要です。万が一、米国のインフレが再燃した場合は日米の金利差は埋まらずドル高・円安の様相は長期化することが想定されます。(現時点でもそう簡単には円高に振れないことが予想されます)
図4
(Bloombergより引用)
<<<ゴールド>>>
一時的な利益確定のため下落しておりますが初の1ドル/2400トロイオンスを超えました。(図5.6参照)
新興国の中央銀行が外貨準備として金の保有を拡大しているだけでなく、今後の中東情勢や米国大統領選挙の結果次第ではさらに上昇するのではないかと予想しております。
図5
(日本経済新聞より引用)
図6
(Investing.comより引用)
<<<まとめ>>>
引き続き、中東の動きについては注視が必要です。
そして、更なる地政学リスクが高まることで米国株価は大幅下落する可能性もあります。その際に狼狽売りするのではなく、無理のない範囲で投資を継続し、市場から撤退しないことが重要です。