(図1)
(日本経済新聞より引用)
<<<住宅ローン>>>
結論から申し上げると
政策金利のゼロ金利が解除されたタイミングで変動金利は上昇すると予想しております。
マイナス金利が解除によって影響が予想されるものの一つに住宅ローンの変動金利があげられます。
(日本人の8割が変動金利を選択しております)
住宅ローンの変動金利は
政策金利→無担保コール翌日物金利→短期プライムレート→変動金利という流れで決まってきます。
(図2)からわかるとおり
無担保コール翌日物金利は2009年から-0.1%〜0.1%で推移しております。そのような状況でも短期プライムレートは1.475%で2009年から変わっておりません。
つまり、今回の金融政策決定会合で政策金利がゼロ金利になった場合、無担保コール翌日物金利が0.1%に上昇したとしても短期プライムレートは1.475%で変わらないことが予想されます。
一方で(図3)をご覧いただくと
2006年7月に政策金利がゼロ金利から上昇したタイミングで短期プライムレートも上がっていることがわかります。
従って、政策金利をゼロ金利を超えて引き上げた場合、住宅ローンの変動金利も変わってくることが予想されます。
それでは今後、日銀が大幅に政策金利をあげていくことが想定されるかというと現実的にその可能性は低いと考えられます。
24年2月8日の内田真一副総裁は講演で「マイナス金利解除後も緩和的な金融環境を継続していく」と今後の金融政策について言及しております。
ただ、ここで注意していただきたいのがSBI新生銀行やauじぶん銀行、ソニー銀行などのネット銀行は短期プライムレートに連動せずに変動金利を算出しております。(私たち夫婦はSBI新生銀行で住宅ローンを組んでおりますので、いつ金利が上昇しても良いように借入額や貯蓄、投資で対策しています)
(図2)
(図3)
<<<シュミレーション>>>
都心をはじめ、東京23区の新築平均マンション価格は1億円を突破しております。
そのため、今回は物件価格1億円でシュミレーションしてみたいと思います。
【条件】
物件価格>>>1億円
変動金利>>>0.375%と0.675%で想定
期間>>>35年
返済方法>>>元利均等
ボーナス返済>>>なし
【結果】
支払い>>>毎月/13,294円増
金利が上がった際の変数が大きく感じるか、小さく感じるかは昇給や収入対しての借入額によって異なってきます。
しばらくは低金利が続くと思いますので、その間に貯蓄や投資で準備しておくのが良いと思います。
(住信SBIシュミレーション機能より引用)
<<<まとめ>>>
以上が現段階で私たち夫婦が考える、マイナス金利解除に伴う住宅ローンについてです。
近日、記事にする予定ですが都心6区を除いた東京23区の新築マンション平均価格は落ち着きをみせております。今回のマイナス金利解除によって、今後どのような動きを見せるのかは注視しておきたいと思います。