【グランドヒルズ恵比寿・内見】Vol.2
以前、ご紹介させていただいたグランドヒルズ恵比寿の内見に行ってきましたので共有させていただきます！
<現況>
→既に竣工しているため、実際にお部屋を見学することが可能です。販売しているお部屋には未入居住戸と再販住戸がありますが、価格差などはついておりません。(再販住戸は一度販売し、数ヶ月お住まいになられたものの欠陥箇所が見つかり、その後退去されたお部屋となります。修繕積立基金などが既に支払われているため、初期費用が若干お安くなります)
全ての住戸を販売しているわけではなく、基本的には先着順となっております。住友不動産あるあるですが「長期間に渡り販売を行い、徐々に価格を上げていく」、という手法を取っており今作もそのような形になります。(グランドシティタワー池袋やグランドシティタワー月島も同様のことが言えます)
<立地>
→山手線「恵比寿」駅から徒歩8分です。
電車を利用する際は恵比寿駅の東口を利用することになります。用途地域としては近隣商業地域となるため飲食店や小規模ビルが多く立ち並ぶエリアを抜け、当マンションにアクセスする動線となります。
山手線の内側で不動産を購入するとしても緑を感じられる落ち着いた住環境を求めている方はいらっしゃると思います。恵比寿という土地柄、商業施設が多く賑やかな雰囲気が好みの方に合ってくるマンションと言えます。
(緑を感じられるエリアとなると広尾や麻布、白金台など場所は限られてきます)
<外観・エントランス>
→外観は住友不動産らしいガラス面の多い、スタイリッシュな印象です。角部屋に関してもリビングを斜めに配置することで窓面が増え、印象的なマンションとなっております。(ガラス面が多いことで築年数が経っても経年劣化している印象が少なく済む、というメリットがあります)
また、公開空地を敷地内に設けていることで植栽部分が多く、マンションの周辺では木々の温もりを感じることができます。
(kencorporation HPより引用)
(現地写真)
(Ken corporationHPより引用)
<間取り>
→角部屋だと採光面が大きいことで、お部屋に入った時の印象としては明るい印象があり、その点は良いポイントだな、と感じております。
また、坪単価としては抑えられているお部屋となります。ただ上述した通り、リビング自体は三角形に作られているため、好みは確実に分かれます。白金高輪エリアのマンションデータも記録しているのですが、高輪ザレジデンスの角部屋も今作と同じ作りをしており中古市場でなかなか売れていなかった印象を持っております。
>>>現在価格17,500万円〜18,300万円
新価格19,500万円となります。
→こちらは典型的な中住戸のお部屋です。SICとWICが設けられており、収納力はあるという印象を受けました。北東に面していることで高層階からは東京タワーが臨むことができます。(その分、坪単価は高いですが)
お部屋に入った時の印象は全体的に、どのお部屋もそうなのですがガラス面が多いことで明るく感じます。(実際に作り方として窓面が多くなるように工夫してくれています)
>>>現在価格17,500万円
新価格未定となります。
<総評>
→引き渡しが2025年4月となります。約1年6ヶ月後です。私も「なぜ、竣工しているのにそんなに遅いのか」伺いましたが、会社の方針として今作の利益計上を2025年度にしたいそうです。これは私としては結構なマイナスポイントです。なるべく早くポジションセットをした方がいいのではないかと考えているので、竣工してお部屋もあるのに引き渡して貰えない、というのは残念な点でした。
元々、「シティタワー恵比寿」として販売していたものの施工不良が見つかり「グランドヒルズ恵比寿」として生まれ変わりました。その点についてどう感じるかは人それぞれです。
恵比寿駅は「住みたい町ランキング」で常に上位に入るほど人気な街です。その恵比寿駅から徒歩10分以内で尚且つ、大規模マンションというのはなかなか出ない出物になります。規模感や立地だけでなくグレードなども含めると資産性は手堅く推移するのではないかと感じております。
あとは、上述した通りの引き渡し時期が2025年4月である点と、自然を感じられる部分が少ない点をどう判断されるか、かなと思います。
上層階だと坪単価1000万円を超えてきますので、そのお部屋を購入できるのであれば私なら「World Tower Residence」か「三田ガーデンヒルズ」をまずは検討するかな〜という感想です。