【新NISA、やりましょう!】



多くの方が新NISAについて取り上げておりますが、このブログでも制度・仕組みついてご紹介させていただければと思います!


保険商品で積立てる方や都心不動産に魅力を感じ住宅ローンを組まれてる方もいらっしゃると思います。人それぞれ価値観や立場、状況が異なるため、どの選択肢も間違っておりません。


ただ知識がないまま、「友人に勧められたから保険に加入した」「不動産会社の方に勧められたからマンションを購入した」などは一番危険だと私は考えています。


最終的な目標によって取るべき選択肢は異なりますが、きちんと情報や制度を精査した上でご判断していただくのが一番良いのではないでしょうか。


それでは「新NISA」と「現行のNISA」を比較する形でご紹介させていただきます。


ポイント


1.非課税保有期間の無期限化


2.つみたて投資枠と成長投資枠の併用が可能


3.年間投資枠の拡大


4.非課税保有限度額は全体で1800万円


現在も積立NISA制度自体はありますが、2024年に制度設計が刷新されます。

言葉で説明するより写真で見た方がより分かりやすいと思いますので、まず下記写真をご覧ください!


<2024年から始まる新しい積立NISA> 写真.A


<現行の積立NISA> 写真.B



「1.」について

→現行の制度では「つみたてNISA」であれば20年間、「一般NISA」であれば5年という期間が設けられています。つまりこの期間を超えて発生した利益に対しては税金がかかってきます(写真B参照)


それが2024年から始まる新しい積立NISAでは無期限化されたため、定められた非課税保有限度額内であれば期間を問わず、いつでも利益に対して税金は発生しないという仕組みになりました。


「2.」について

→これまでの積立NISAだと「つみたてNISA」か「一般NISA」どちらかを選択する必要がありました。つまり併用が出来なかったのです。


新NISAでは「つみたて投資枠」・「成長投資枠」の併用が可能になりました!

「枠が併用できると何がいいの?」という疑問が生じるかと思いますが、簡単に申し上げすと購入できる商品の違いが挙げられます。そしてその商品の違いはリスクの大きさが異なります。

一般的に「つみたて投資枠」の商品の方がリスクは小さく、「成長投資枠」で購入できる商品の方がリスクが大きい傾向にあります。(その分、リターンも大きいことが多いです)


ただリスクはできる限り抑えたい。という方であれば「成長投資枠」であっても「つみたて投資枠」の商品を購入することが可能なので安心してください!


「3.」について

→年間投資枠が「つみたて投資枠」と「成長投資枠」を併用することで最大360万円まで広がりました。

「年間投資枠が拡大すると何が良いの?」と思う方もいらっしゃるかと思いますが、1年間でより大きなお金を投資に回せることで、生まれるリターンが大きくなる可能性が高まります。

可能であれば早めに、年間投資枠360万円使い切るのも一つの手だと思います!


「4.」について

→非課税保有限度額が1800万円まで拡大されたことで、より大きなお金を用いて、より大きな利益を得たとしても非課税になる範囲が増えたということです。


「そんなこと知ってるよ!」ということを申し上げてしまうかもしれませんが、一般的に投資は投資した額が大きければ大きいほど、返ってくるリターンも大きくなる可能性が高まります。


つまり180万円で投資するよりも1800万円でも投資した方が、大きな利益を生む可能性があり、それに対して税金がかかってこないという制度なのです。



<総評>

簡単にですが、2024年から始まる新積立NISAと現行のNISAを比較させていただきました。


私たち夫婦もそうですが、会社員である以上、毎月の給与から一定の所得税や住民税が引かれ、生活の中では消費税などもあり、常に税金とは向き合っていかなければなりません。

何を購入するにしても税金がかかる世の中において、法から逸脱する事なく非課税でできる「つみたてNISA」は活用した方が良いというのが私の考えです。


私たち夫婦も2024年から始まる新NISAは年間360万円の枠を5年で使い切ろうと考えております。投資した結果については、またブログでご報告させていただきます。(ドルコスト平均法など賛否両論あるのは承知の上です)


最初にも書かせていただきましたが

保険が必要な方もいらっしゃいますし、都心不動産の資産性の高さについても理解しているつもりです。ただ、どの商品・資産にも確実にデメリットはあります。

一つのものに固執せず、視野を広げ、バランスよく資産形成をするのも一つの手なのではないでしょうか。

その方法の一つとしては「新NISA」をご検討いただけると幸いです。