内定をいただいた会社の面接官が評価できた点を教えてくれた。
それは、「話を聞くことができる」ところらしい。
仕事ではクライアントの抱える問題を外部のノウハウを利用して解決する。
なので、クライアントが抱える問題というものをヒアリングして把握する必要がある。
もちろんクライアント自身が問題を「正確に」把握していない場合もあるはずだ。
そういった時、問題解決処理能力以前に、しっかり話を聞くことが必要になる。
就職活動において、とかく自分の魅力を説明する能力を学生は追求しがちである。
限られた時間の中で、自分を採用することのメリットを、明確な根拠を含めてアピールしなければならない。
それは当然のことだ。
しかし、それだけではいけない。
面接は選考の場であると同時に、会社と学生の意思を確認し合い、擦り合せる場だ。
面接が進むにつれて、そういった色合いは深まっていくが、そうなると当然会社側の意思を把握することが必要だ。
つまり、面接官の言葉をよく聞き、言わんとする事を感じ取らなければいけない。
いくら自分を魅力的に語ることができたとしても、面接官の言うことを理解できなければコミュニケーションは成立しない。
理屈では分かっているが、熱弁をふるうにつれて気持ちが高ぶってしまい、忘れがちになってしまうことが多いのではないか。少なからず緊張しているというのもある。
幸い、会社のことをよく理解できてなく、面接官の言うことを漏らさず聞いて情報を得ようとしていたので、それが即ち「聞く姿勢」につながったのだと思う。
しっかり目を見ること、的確なタイミングで相づちをうつ、相手の一番の主張のあとには目を見開きひどく感心したかのような表情を示す。
その他、聞く姿勢、聞く能力はさまざまあると思う。
少なくとも、コミュニケーション能力=うまく話せるではなく、コミュニケーション能力=話す+聞くという事ははっきりしていることだ。
まだまだ、自分にも足りないと思う。
意識して「聞く」機会はあるので、それを実践していき、高めようと思っている。
最後に、今日のテーマをまとめるにふさわしい言葉を紹介しよう。
「神様は人間に耳を二つ与えたが、口は一つだけしか与えなかった。」
つまり、人の聞くことに話すことの倍の時間をかけろという意味です。
(カルロス・ゴーン日産自動車CEO兼代表取締役会長)