●足の動脈硬化を・・・見逃すな・・・・・本当は怖い閉塞性動脈硬化症[PAD]
○足の痛みは危険信号
閉塞性動脈硬化症[PAD]は、末梢動脈の狭窄や閉塞により血管内の血流が阻害され、下肢の疼痛、冷え、痺れ、壊疽などの症状を起す疾患の事。PADの重要なサインに[歩行時の脚の痛み]があります。これは[間ケツ性ヒ行]
と言われる症状で、一定の距離を歩くと大腿部などに痛みを感じて歩けなくなるが、休むと治るというもので、10分ほどで回復してしまうため、単なる老化現象と考えられがちで、見過ごされるケースが多い。そして、全く症状の表れない患者も多く、このことがPADの気付きにくさにつながっています。
○ガンより高い死亡率
深刻なのは、PADの予後が非常に悪いこと。帝京大学医学部付属病院・循環器内科・一色教授はPAD患者の5年以内死亡率は44%で、15%の乳がんや38%の大腸がんを上回るという。重症患者になると、1年以内の死亡率が20%までに跳ね上がります。動脈硬化の起きている血管は感覚が鈍くなっているため、症状がかなり進行して初めて疾患に気付く場合もあります。そして重症になると潰瘍や壊疽が起こり、足の切断を余儀なくされる可能性もありますが、もっと大きな問題は、足の症状を放置すると心筋梗塞や脳卒中を発症しやすくなることです。死亡率が高いのもそうした症状を併発するためと一色教授は指摘。つまり足に動脈硬化が発見されれば、動脈硬化が全身に拡がっている確率が高くなります。
○治療は運動と薬が中心
そこで重要なのは、やはり[早期発見・早期治療]ということになります。診断は足の関節と上腕部の血圧比の測定により行われ、足と腕の血圧の比率が0,9以下、すなわち足の血圧が腕よりも低い場合には足の動脈が詰まっている、つまりPADである可能性が高いのです。治療は運動療法と薬物療法の併用が基本。「抗凝固薬、抗血小板の服用と軽いジョギングで狭窄の進行抑制を目指す]しかし、より大切なのは[予防].虚血性心疾患のリスクとなる喫煙や高血圧、糖尿病、そして脂質異常症の管理が動脈硬化予防には必須です。このような閉塞性動脈硬化症には普段からの予防と治療に漢方薬の血液の質を高め血管に弾力性を与え、血管内皮細胞の働きを高める血流を改善する漢方の冠元顆粒、血液の詰まりを改善する生薬を使います。イーパオ・水快宝・循環元など使用し、改善します。
○重症患者には最新の治療法も
重症度Ⅲ度以上に進行した患者では、外科治療[バイパス手術]や血管内治療[ステント留置術]の実施が考慮されます。血管内治療は内科的な治療法であり、外科的なバイバス手術に比べ患者の身体への負担も少なく、入院期間も2~3日と短期間で済むため、最近ではバイパス手術より優先されるケースが増えています。ただし制限ふぁあり、また治療した血管が再び詰まって再治療の検討が必要な場合もあります。
[PAD」自覚症状による重症度分類]
1度・・・・・無症状・冷感・痺れ 「多くの人が無症状か冷感や痺れを感じる程度]
Ⅱ度・・・・間けつ性ヒ行] 「ある一定の歩行距離で痛みにより歩けなくなり、しばらく休むと歩ける]
Ⅲ度・・・・安静時疼痛 「安静時[特に夜間]にも痛みが表れる。刺すような痛みが常に持続する]
Ⅳ度・・・・潰瘍・壊疽 [皮膚がじくじくしたり[潰瘍]足先が腐って変色[壊死]する。