研究報告
土曜日、いそいそと拝聴に行ってきました、「博士論文中間報告会」。
一番の目的は、「幼児の一人戸籍」をテーマにされている論文の報告を聞くことでしたが、ご本人体調を崩され、欠席

そのことは前日の段階でメール配信されていたのは、後の確認でした。
Aさんに会えないと知っていたら、場違いな空間に出向くことを躊躇したかもしれないのですが、
知らなかったばかりにいそいそ行ってしまったその成果は多大なものでした。
まず、農地利用の調整機能について。
農業論で卒論を考える中野にとって、たいへん大きな収穫です。
ただ、法大の通教課程では、農業論の科目は数年以内の消滅が決まっています。
これは、大きな間違いだと思っています。
日本においては高齢社会問題が最重要課題と捉えられがちですが、世界は人口増で食糧難が見込まれます。
また、社会情勢によっては
食糧自給率の低い日本が、今までどおりの食糧確保がままならない事態が起こりうることも、
当然想定すべきです。
ならば、国内需給でおおよそ国民が生きてゆけるだけの食糧自国生産を描くのは国家として当然の責務ですし、
世界が食糧争奪となる時代には、日本の生産物は必ずや世界の垂涎となるはずです。
日本は、アメリカの轍を学ばず、安易に産業の生産拠点を海外に移し、
技術・人材の流出をした結果、
生産業界も、市民経済も大変混乱、閉塞しています。
そして一旦途絶えた人材育成は、
戦力の外注化、実体のない成果主義と他、
いくつもの要素のスパイラルで
若者の向上意欲喪失と相まって浮遊する戦力層が肥大していると感じます。
これは、ニートを含めて働かない(働けない)若者の存在の対岸に、
職があっても人手・人材不足が起こっているという現象を起こす起因の一つでもあると考えられます。
一方、日本の意志ある若者は、世界の中でもたいへん厚い信頼を得ていたりします。
日本の人は、
オレオレ詐欺や食品偽装を実践する昔ながらのロクでもない人種の存在は否定できませんが、
結構愛すべき人種だと中野は買いかぶっています。
日本の人たちは、もっと誇りを持って、
いろいろな分野で世界の先駆者となれる素養があると思います。
その根底は、八百万(やおよろず)の神。
他者排除の思想ではなく、万物の存在を認める許容が日本人の特質と思います。
だから、世界のリーダーたる素養があると思えるのです。
この度ソユーズの艦長を務めて優れた評価を得た若田光一さんが、
その表出の代表格と思います。
「俺について来い」的な強力なリーダーシップも魅力ですが、
若田さんは自身のミッション実現の理念を基底にメンバーの聞き役、説得、納得に努めたと伺います。
変転しましたが、
結局何が言いたいのかといえば、
日本は農業大国となるべきだということです。
中野は基本的に、技術の最先端というべき原発輸出は反対です。
原発がはっきり、人知に負う範囲ではないことをいいかげんに認識すべきです。
あらゆる過程の不備の勘案を含めて、原発輸出先に対して、その責を負うことは不可能です。
それより、日本経済の根幹となるべきは、
食の安心、安全に高品質を加えた第一次産業あるいは第六次産業の確立です。
実は、中野は品質・品種改良され過ぎてきた農産物には、魅力を感じていません。
が、世界の富裕層はその付加価値を評価すると思います。
その富の獲得により、自然食品の確立という二段構えが
重層的、伏線的なニーズの充足につながりうると考えます。
なーーーんて、「農地利用の調整機能」についての報告は大きなイメージをもたらしてくれました。
そして、国家公務員の職責に対する国民や第三者機関の監査の必要性を想起したり、
高齢者に能力発揮していただく場面の設け方だったり、
「田園都市論」という知らない文言にまつわる奥深い議論や
自治体シティプロモーションの内外視点検証など、
大いなる消化不良は自己の能力不足所以であるにせよ、
まだまだ山積する問題課題の存在に直に接する機会を得たことは
緊張感この上ない貴重な時間となりました。
中野
一番の目的は、「幼児の一人戸籍」をテーマにされている論文の報告を聞くことでしたが、ご本人体調を崩され、欠席


そのことは前日の段階でメール配信されていたのは、後の確認でした。
Aさんに会えないと知っていたら、場違いな空間に出向くことを躊躇したかもしれないのですが、
知らなかったばかりにいそいそ行ってしまったその成果は多大なものでした。
まず、農地利用の調整機能について。
農業論で卒論を考える中野にとって、たいへん大きな収穫です。
ただ、法大の通教課程では、農業論の科目は数年以内の消滅が決まっています。
これは、大きな間違いだと思っています。
日本においては高齢社会問題が最重要課題と捉えられがちですが、世界は人口増で食糧難が見込まれます。
また、社会情勢によっては
食糧自給率の低い日本が、今までどおりの食糧確保がままならない事態が起こりうることも、
当然想定すべきです。
ならば、国内需給でおおよそ国民が生きてゆけるだけの食糧自国生産を描くのは国家として当然の責務ですし、
世界が食糧争奪となる時代には、日本の生産物は必ずや世界の垂涎となるはずです。
日本は、アメリカの轍を学ばず、安易に産業の生産拠点を海外に移し、
技術・人材の流出をした結果、
生産業界も、市民経済も大変混乱、閉塞しています。
そして一旦途絶えた人材育成は、
戦力の外注化、実体のない成果主義と他、
いくつもの要素のスパイラルで
若者の向上意欲喪失と相まって浮遊する戦力層が肥大していると感じます。
これは、ニートを含めて働かない(働けない)若者の存在の対岸に、
職があっても人手・人材不足が起こっているという現象を起こす起因の一つでもあると考えられます。
一方、日本の意志ある若者は、世界の中でもたいへん厚い信頼を得ていたりします。
日本の人は、
オレオレ詐欺や食品偽装を実践する昔ながらのロクでもない人種の存在は否定できませんが、
結構愛すべき人種だと中野は買いかぶっています。
日本の人たちは、もっと誇りを持って、
いろいろな分野で世界の先駆者となれる素養があると思います。
その根底は、八百万(やおよろず)の神。
他者排除の思想ではなく、万物の存在を認める許容が日本人の特質と思います。
だから、世界のリーダーたる素養があると思えるのです。
この度ソユーズの艦長を務めて優れた評価を得た若田光一さんが、
その表出の代表格と思います。
「俺について来い」的な強力なリーダーシップも魅力ですが、
若田さんは自身のミッション実現の理念を基底にメンバーの聞き役、説得、納得に努めたと伺います。
変転しましたが、
結局何が言いたいのかといえば、
日本は農業大国となるべきだということです。
中野は基本的に、技術の最先端というべき原発輸出は反対です。
原発がはっきり、人知に負う範囲ではないことをいいかげんに認識すべきです。
あらゆる過程の不備の勘案を含めて、原発輸出先に対して、その責を負うことは不可能です。
それより、日本経済の根幹となるべきは、
食の安心、安全に高品質を加えた第一次産業あるいは第六次産業の確立です。
実は、中野は品質・品種改良され過ぎてきた農産物には、魅力を感じていません。
が、世界の富裕層はその付加価値を評価すると思います。
その富の獲得により、自然食品の確立という二段構えが
重層的、伏線的なニーズの充足につながりうると考えます。
なーーーんて、「農地利用の調整機能」についての報告は大きなイメージをもたらしてくれました。
そして、国家公務員の職責に対する国民や第三者機関の監査の必要性を想起したり、
高齢者に能力発揮していただく場面の設け方だったり、
「田園都市論」という知らない文言にまつわる奥深い議論や
自治体シティプロモーションの内外視点検証など、
大いなる消化不良は自己の能力不足所以であるにせよ、
まだまだ山積する問題課題の存在に直に接する機会を得たことは
緊張感この上ない貴重な時間となりました。
中野