雪かきボランティア
「ホームレス理事長」、ポレポレ東中野で観てまいりました。
居場所、心の拠り所を求める子ども達に寄り添う活動に対して、あまりにも社会のシステムが至らな過ぎる
という印象を持ちました。
院の同期の中に、やはり、高校を中退したお子さんに教育の場を提供する業に従事する方がいらっしゃいまして、
同様の怒りにも近い弁を伺っています。
その方はマイノリティの子ども達に対する国や自治体から何の補助もない体制の不備を指摘し、自費で院に学び、特に農業に着目して精力的に東北の大学の農学部の単位履修などもしながら、
子ども達が生きる力を取り戻す、或いは身につけるための活路を見出だそうと努めておいででした。
一般の教育の場に馴染まないお子さん達を遠ざけることにより当該団体の安泰を確保することに終始し、
団体から弾き出されたお子さんに対して、自己肯定感を形成し直す場を設けずに切り捨てる手法は、
教育を名乗る要素に欠けるのではないでしょうか。
さて、昨日曜日、
中野は山梨県の竜王に雪かきボラに行って来ました。
そもそもは秦さんからの情報提供が元で、
埼玉県の里山保全の林野の間伐体験の予定が、大雪で一月先送りとなり、
人手が欲しいと手を挙げたところに変更となった次第です。
そこは「ま でい牧場」
「NPO法人南アルプスファームフィールドトリップ」の牧場部門です。
もともとの牧場運営の所以もあり、
震災後、いち早く福島の牛2頭を受け入れが可能でした。
「福ちゃん」「島ちゃん」と名付けて福島牛の子孫をいつの日にか福島の地に届けようとの息の長いミッションも心に、
地域の皆さまから沢山の支援を受けながら活動の継続を描いています。
「 牧場の牛小屋1棟も雪で倒壊し、子牛が一頭埋もれて立てなくなってしまいました。」
との呼びかけの中の一文も、たいへん気になりました。
2日間程の呼びかけながら、
総勢二十人余の参加者となり、
総力を結集した結果、
午前+午後の予定が、午前のみで一気に最終目標まで達成したのには、爽快感もありました。
これで、牛達の餌やりが安全に楽にできるようになります。
現地の方々は、日々家で雪かきし、職場で雪かきし、それでも先が見えずにほとほと参っている状態。
今週になって暖かくなるようで、山梨の皆さまもようやくホッとできるかも知れませんね。
とは言え、前代未聞の大雪がもたらした被害は甚大で、
「NPO法人南アルプスファームフィールドトリップ」のハウスも潰れ、パッションフルーツやドラゴンフルーツなど丹念な温度管理で丹精込めて慈しみ育ててきた実りが壊滅しました。
農業従事者が意欲を喪失せずに再起動できるよう、支援のしどころです。
今回のボランティアラーは、ほんとに様々な立場の方々で、
特に、能動的な活動を進めている若手の方の存在が光りました。
面白い経歴の一つに、
数年前、この牧場に訪れたことがある方がいて、
この時は秋葉原のメイドさんとしてマスコミも絡んでいたそうです。
今回は大学の一学生として、福島の復興に多大な貢献を成しうる分野の研究に取り組んでいるとのこと。
メイドさんであった当時のお話も披露して下さり、
メイドさん仲間それぞれが、日舞や環境問題など、
エキスパート的知見・技能を備えた高度のオタクさんが多かったようで。
「メイドさん」、侮るなかれ!!!
院で、戸苅利和先生の「ミクロ雇用政策論」を受講したとき、
学生のそれぞれが地域を選んで雇用政策について研究発表する機会がありまして、
中野はどこぞに出かけてインタビューや検証する時間が取れないため、
手っ取り早く、秋葉原を題材に取り上げたことがあります。
その際にメイドさんへのインタビューも試みたのですが、
「そのような質問にはお答えできない決まりとなっております

居場所、心の拠り所を求める子ども達に寄り添う活動に対して、あまりにも社会のシステムが至らな過ぎる
という印象を持ちました。
院の同期の中に、やはり、高校を中退したお子さんに教育の場を提供する業に従事する方がいらっしゃいまして、
同様の怒りにも近い弁を伺っています。
その方はマイノリティの子ども達に対する国や自治体から何の補助もない体制の不備を指摘し、自費で院に学び、特に農業に着目して精力的に東北の大学の農学部の単位履修などもしながら、
子ども達が生きる力を取り戻す、或いは身につけるための活路を見出だそうと努めておいででした。
一般の教育の場に馴染まないお子さん達を遠ざけることにより当該団体の安泰を確保することに終始し、
団体から弾き出されたお子さんに対して、自己肯定感を形成し直す場を設けずに切り捨てる手法は、
教育を名乗る要素に欠けるのではないでしょうか。
さて、昨日曜日、
中野は山梨県の竜王に雪かきボラに行って来ました。
そもそもは秦さんからの情報提供が元で、
埼玉県の里山保全の林野の間伐体験の予定が、大雪で一月先送りとなり、
人手が欲しいと手を挙げたところに変更となった次第です。
そこは「ま でい牧場」
「NPO法人南アルプスファームフィールドトリップ」の牧場部門です。
もともとの牧場運営の所以もあり、
震災後、いち早く福島の牛2頭を受け入れが可能でした。
「福ちゃん」「島ちゃん」と名付けて福島牛の子孫をいつの日にか福島の地に届けようとの息の長いミッションも心に、
地域の皆さまから沢山の支援を受けながら活動の継続を描いています。
「 牧場の牛小屋1棟も雪で倒壊し、子牛が一頭埋もれて立てなくなってしまいました。」
との呼びかけの中の一文も、たいへん気になりました。
2日間程の呼びかけながら、
総勢二十人余の参加者となり、
総力を結集した結果、
午前+午後の予定が、午前のみで一気に最終目標まで達成したのには、爽快感もありました。
これで、牛達の餌やりが安全に楽にできるようになります。
現地の方々は、日々家で雪かきし、職場で雪かきし、それでも先が見えずにほとほと参っている状態。
今週になって暖かくなるようで、山梨の皆さまもようやくホッとできるかも知れませんね。
とは言え、前代未聞の大雪がもたらした被害は甚大で、
「NPO法人南アルプスファームフィールドトリップ」のハウスも潰れ、パッションフルーツやドラゴンフルーツなど丹念な温度管理で丹精込めて慈しみ育ててきた実りが壊滅しました。
農業従事者が意欲を喪失せずに再起動できるよう、支援のしどころです。
今回のボランティアラーは、ほんとに様々な立場の方々で、
特に、能動的な活動を進めている若手の方の存在が光りました。
面白い経歴の一つに、
数年前、この牧場に訪れたことがある方がいて、
この時は秋葉原のメイドさんとしてマスコミも絡んでいたそうです。
今回は大学の一学生として、福島の復興に多大な貢献を成しうる分野の研究に取り組んでいるとのこと。
メイドさんであった当時のお話も披露して下さり、
メイドさん仲間それぞれが、日舞や環境問題など、
エキスパート的知見・技能を備えた高度のオタクさんが多かったようで。
「メイドさん」、侮るなかれ!!!
院で、戸苅利和先生の「ミクロ雇用政策論」を受講したとき、
学生のそれぞれが地域を選んで雇用政策について研究発表する機会がありまして、
中野はどこぞに出かけてインタビューや検証する時間が取れないため、
手っ取り早く、秋葉原を題材に取り上げたことがあります。
その際にメイドさんへのインタビューも試みたのですが、
「そのような質問にはお答えできない決まりとなっております


と、お断りされたのですが、
こんなところでその回答の一部を頂けることになるとは、
人生、断念する必要、ないんですね。
待てば海路の日和あり
中野
ps.雪かき労作、月曜日朝は腰痛、体が固まって、うずくまって動けないんじゃないかと多大な懸念がありましたが、なんと、いつも以上に快適な目覚め
韮崎の旭温泉(炭酸泉)に連れて行っていただきたのが効いたのか
労働の後に頂いた、「NPO法人南アルプスファームフィールドトリップ」製「桃の花びらジャム」のお茶の、美味しかったこと!体のスミズミに行き渡る癒しがありました。
そして、なんとなんと焼きたてのたこ焼きを振舞っていただき、
極めつけはあらかじめ用意してくださった麺ダネで、その場でみんなで手作りする「ほうとう」。
労働力の提供だけに終わらず、おもてなしまで頂いた、豊かな一日の出来事でした。
皆様とともに時間を過ごせましたことに感謝です。