福井紀行その1 | 万世橋とわたし(神田)のブログ

福井紀行その1

昨年10月末に参りました福井のお話、

いまさらですが始めたいと思います。


まずは、その最後から。


紀行の目的に対する成果が望めないことからコストをおさえるため、

金曜日夜、新宿駅発の夜行バスに乗り、

日曜日夜、福井駅発の夜行バスに乗って東京に戻るというリーズナブル強硬訪福。


土日のさまざまな出来事をさておき、

とにかく最後の食事は福井滞在の締めくくりとして


「ご当地の魅力にあふれるところに入りたいビックリマークビックリマークビックリマーク


と言う気持ちが強すぎて、

チェーン店除外、洋食はちょっと対象外?さりとて大枚はたく度胸はない、となると、

福井駅周辺の道を歩き回ってもなかなか


「これだえっ


と言うお店が見当たりませんでした。


福井駅東西の大通りをヒトなめして

ハラペコ過ぎてふらふらと路地裏にはまっていたら、

何か良くわからないけどふとちょっと古めのビルの階下に向かう階段に吸い寄せられ、

階下は閉鎖しているようなお店の並びの一番奥に1軒だけ暖簾。


イメージは、山の中に迷い込み、ボーーーっと燈る灯りに引き寄せられるような感じ。


で、

値段とか、雰囲気とか、中野が入っても大丈夫そうなお店かどうか、

そーーーっと、暖簾の中を覗き込んでいると、

お勘定を払って出てくる人がいて、

引き戸がガラッと開いてしまいました叫びドンッ


その出てきたお客様の感じ、お店の中のおかみさんの表情を見て、


あ、ヨソモノだけど大丈夫そう???


と思って、こわごわ中に。


カウンターに座って、キョロキョロッとしばし全体像を眺め回し、


救いを求めるように、おかみさんに、


「〇○〇〇円で、お酒付き、おススメのセットでお願いします!!


と、申しましたら、

カウンターの中のオヤジさんとフロアーのおかみさんが顔を見合わせて、きょとん。


で、おかみさん、一生懸命組み合わせを考えて、そのお店の看板料理を含むバラエティーな数品をご提供くださいました。


オヤジさんのお料理の手さばきの素敵なこと、


おかみさんの親身な接客、


勿論、その上質な食材とお味は、

紀行中のいろいろを全部ねぎらうような申し分ない最後の晩餐となりました。

(この時点から今に至って、いろんな意味での「裏切り者」の存否は不明です!)


最後に、オヤジさんが、


「なんか見てきたの?」(情報誌とかクーポンのことのよう)


とお尋ねになるので、


「いえいえ、何にもわからずにこちらに入りました。

でも、昼抜きでここまでたどり着けて、ほんっっとに良かったですキラキララブラブ!キラキラドキドキキラキラ


と申し上げたら、


トーゼン!!


と言うような感じで、大きくうなずいておいででした。


そのお店の名前は、


「味の王様」ガレリア店


見つけることができたら、ぜひ行ってみてください。


ただし、おしゃれな内装を求める方はほかに行ってください。


素材を丁寧に活かした料理を、庶民的な価格で提供してくださるお店をお探しの方におススメです。


ほかのお客様がオーダーされて次々に品切れになっていったいたいろいろを、


「あーーーー、それも食べたかった汗ガーン汗


と、大変未練を残していますので、

できれば福井にビジネス上のご縁を築き、何度でも訪れたいお店です。


このお店のおかげで、福井という地域へのイメージがよりよくなったことはいうまでもありません。


一人のお客様がカウンターに座られると、オヤジさんが

「おかえりー」

と、一言。


どうもその方は、出張で東京に行ってこられたようです。

へとへとになって地元に戻り、行きつけのお店で疲れた心身を回復させているご様子。


中野は、福井に来て心身すり減らしてへとへとでしたが、東京に戻れば逆にホっとする。


どこも住めば都。

懐に飛び込むことからはじまるのかな、、、と自分にあてはめて思ったシーンでした。


終わりよければ、全てヨシグッド!

心もお腹も大満足 OHYES


コーヒーを飲みながら時間調整と酔い醒ましをして夜行バスに乗り込みました。

東京に戻ればそのまま月曜からの一週間の始まりですドクロドクロドクロ


中野