スティグリッツ先生
石川です。
涼しい夜が続いてよく眠れるようになったので、体調が回復して来ました
さてここ数日、消費税率引上げ案の検討が盛んに行われています。
実は経済学的には、不況期の増税がNGであることが、すでに証明されています。
このことは、ノーベル賞を受賞したアメリカの経済学者、スティグリッツ教授の著書などで単純明快に納得できますので、興味のある方はぜひ目を通してみてくださいね。
例えば、『スティグリッツ 早稲田大学講義録 グローバリゼーション再考 』 光文社新書
↑↑この本は経済学の初心者でも平易に読み進められる良書です!
不況期に採るべき経済政策は、減税や財政出動による景気刺激策、雇用政策の充実で、増税すべきタイミングは好況に転じた後になります。
また、スティグリッツ先生のオススメは、消費税率アップよりも環境税の導入で、これにより税収を確保しつつ、企業の設備投資の増加を見込んで、経済活性化を促すという狙いです
従来の日本の政策決定に経済学者がほとんど関わってこなかったことは、信じられないような悲劇的事実です
願わくば、経済政策に関わる議員さんや有識者と呼ばれるみなさんには、一様に経済学を修めていてもらいたいものです。