世界の粋な習慣 ~スカンジナビア編~
アイスがおいしくなってきましたね、石川です。
私がかつて体験した、世界の素敵な習慣を紹介するシリーズ。
今回は、北欧のユニークな鉄道事情についてお伝えします。
ちょうど10年前になりますが、スカンジナビア半島を鉄道&バスのコンビネーションで1ヶ月かけて周遊しました。
デンマークのコペンハーゲンを起点に旅を始めた私は、さっそく近隣の見どころを次々と鉄道で訪ねました
<戯曲ハムレットの舞台「クロンボー城」>
スウェーデンとの海峡に睨みを効かす地勢に武者震い。
地下には本物のダンジョンがあってゾクゾク
コペンハーゲンから約1時間です!
コペンハーゲンは、対岸のスウェーデンを含めた周辺から通勤などで多くの人が集まってくる大都市です。
それゆえ鉄道路線の車両はとてもきれいで、駅構内の清潔さも含めて、安全安心な旅を満喫できます
近郊の散策に適した街、ロスキレを訪ねる時のこと。
駅の窓口で席の予約を申し込むと、駅員さんが「静かに過ごしたい人向けの車両にする?」って聞いてきました。
私は、なにそれーおっしゃれー!とワクワクしながらお願いしました
座席について、悠然と流れる景色に浸る私でしたが、いくつか駅に止まったら、何組か子連れのお母さんが乗ってきました。
そしてキャッキャッって、かなり賑やかに!!
しばらくして、通りがかった車掌さんが一人でポツネンと佇む私を見止めて、
「ここはファミリー用の車両だよ。車両を変える?」って言ってくれました。
私は、窓口の駅員さんの予約ミスに苦笑をしながらも「ここでいいです(^v^)」と答えました。
なぜなら、ネイティブの日常を垣間見れるこの車両を楽しんでいたんです
といった具合で、利用者に応じて下記のような種類の車両があることがわかりました。
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◆ 静かに過ごしたい人向けの車両
◆ ファミリー向けの車両
◆ 自転車・車椅子の方の車両
◆ ペット連れの方の車両
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これぞ、“粋なはからい”というやつではないでしょうか!!
ちなみに、後日ちゃんと乗れた“静かに過ごしたい人向けの車両”も、もちろん快適でした
なお、この旅では鉄道に関する写真を全く撮っていなくて、ほんとにすみません。おまけの写真です
<リーセフィヨルドと私@ノルウェー>