「あの世」疑似体験ツアー
秋の夜長に、石川です。
いつか、時間ができたら読みたいと思っていた
ダンテの「神曲」にハマっています。
平川祐弘翻訳、完全版ではギュスターヴ・ドレの挿絵付きです
著者のダンテ自身が、地獄~天国を巡る体験ツアーを通して、
キリスト教的な「あの世」のイメージの原型が描写されています
最も印象深いのは、キリスト教とそれ以前からの信仰であった
ギリシャ・ローマ神話との融合が見事に図られている点です。
子供のころからギリシャ神話に登場する英雄譚にワクワクし、
ファンタジーRPGでケルベロスなどの異形の怪物との遭遇に
ドキドキしながら想像を逞しくした私としましては、
最高に贅沢なうっとり読書タイムとなっております