足るを知る
足るを知ること
今、人が地球上に過ごす一員として、
責任ある行動の基底に必要なのではないか
と思えます。
人の幸せ、自分の幸せ、ともに大切であり、
それは今のことだけではなく、
末裔に至る将来にわたって幸せであることが今を存続させる上での責任です。
その実現には社会の幸せも欠かせません。
そしてそれは、自国だけで完結しえず、他国との間にもいえること。
これは、みんなの幸せと自分の幸せを等しく追及する考えの下においてようやく実現できるのではないでしょうか。
フェアトレードはそのような理念の発現と考えられます。
そして、そのためには自分だけの欲望の抑制が必要な場面も想定されます。
ⅠWW後の、
エレン・ケイ(1849-1926 社会思想家・教育学者)の「児童の世紀」との著作、
児童の権利に関するジュネ-ヴ宣言(1924国連総会第5期会採択)等、
子どもが安心して成長できる社会を築かなくてはとの願いも届かず
ⅡWWは起こり、
その後の国連の子どもの権利条約(1989)を経て、
子どもの人権を尊重するさまざまな足跡を残して今に至っています。
しかし、その一方で、
これまでの経済至上を取り巻く背景とその行方
原子力発電・核兵器
テロや正義の実現のありかた
現代社会は、将来を担う子供たちが
悲しい思いをする、果ては憎しみ合う種まきをしてはいないでしょうか。
そして、これらの行方を左右するのは、
今現在の私たち一人ひとりの自問自答です。
石川さんのおっしゃる現代人の備えるべき能力、
「理性と本能をうまくコントロール」できた、
類人猿たちに真似されるべき、自律した世界になって、
ようやく、子どもが安心して育つことのできる「人権の保障」が
グローバルスタンダードになる。・・・のかな
中野