大学院の役割とは
石川です。
このたび法政大学 大学院の修士課程を修了することになりました、
去る24日に予定されていた卒業式は、震災の影響で中止となり、
政策創造研究科内で学位授与を行う簡潔な式が行われました。
『被災地と日本に対して大学院になにができるのか。』
学位記授与の後に、教授方から最後のお話をきくことができました。
先生方からの回答がそこにあったと思います。
その中から、私の心に強く銘記された内容について、
短くまとめて列挙させていただきます。
◆今回の震災は、日本にとって戦後最大のインパクトを与える大事件であること。
◆被災者たちへの助け合いや、被災者同士の譲り合いに、日本人特有のソーシャル・キャピタル(人同士の絆)が寄与していること。
◆震災の影響によりキャリア・ショック(積み上げてきたキャリアが断絶すること)が生じていること。
◆現地に赴いて行動し、実際に役に立つことの尊さ(江頭2:50を見よ)。
◆こんな時期だからこそ、企業の資質と社会貢献の力が問われること。
◆こうしている間にも、地球の各地では、別の事件・事象が進行していること。
思えば指導者に恵まれた2年間でした。
先生方のお話をもっと聞いていたいと、最後に感じてしまいましたが、
研究者として、実践家として、一人立ちしなければなりません。
今こそ、学んだ学術と理論を実践に役立てる時です。