日常の音楽シーン | 万世橋とわたし(神田)のブログ

日常の音楽シーン

ここ数日、家のパソコンが占領されており、また、当方の時間の自由がきかない状況であったため、更新おさぼりと相成りましたう


1月最後の3日間は、音楽に縁のある日が続きました。

① 土曜日

  外濠の土手を飯田橋駅から法大図書館のほうに向かって歩いていると、ギターの音色。

  土手に用意してあるいすに腰掛けて、クラシックギターを爪弾いている方がいらっしゃいました。

  土曜日の日中、よくお見かけする方で、これまでは授業に向かうのでせっせと歩いておりましたが、この日はもう、一年の授業も終了しており、音色のそばにいたくて、歩調も緩みました。

  このかた、ギターを弾きながら通りかかる人のウォッチングも楽しまれているようで、よく目が合い、これまでも会釈などしていましたが、

  この日は、日差しもうららかで、思わず

    「こんにちは」

  と声が出てしまいましたにこっ

  ちゃんと、お返事も下さいましたよ~


② 日曜日

  前日に、群馬の友人が映画を見に行こうと言うので、急遽日曜日に出かけることとなり、高崎駅のちょっと前の「新町駅」で待ち合わせました。

  しかしあろうことか友人は、朝までネット対戦ゲームに没頭してしまったとかで映画どころの状態ではなく、

  急遽、鮎川温泉の「金井の湯」に行くことになりました。ここの打たせ湯は威力がありますemi

  その後、お昼に「朝鮮飯店」で焼肉を食べましたが、いまどきの高校生はお弁当を持たずに、ここまでお昼を食べに出かけるとか!

  最後に、コーヒーを所望すると、 「倉賀野の蔵人」 に連れて行ってくれたのですが、ここがすごい!!!

  当たり前ではない室内装飾、クラシックやジャズが贅沢に聴ける場所であり、席を定めて腰掛けると、にこやかなご主人が

   「どんな曲がいいですか?」とリクエストを聞いてくださいました。  

  たくさんの方が、蔵人についてコメントをされているので、詳しくはそちらをチェックしてみてください。

  今度友人と会うときにはここで待ち合わせにしようということになりました。

  なんせ、30分も遅刻ですから、蔵人さんでなら、いくらでも時間の過ごしようがありますキラキラ

  皆さんも、この曲を!!と思うモノを携えて、遠足のような気分で訪ねてみてはいかがでしょうか。


③ 月曜日

  最後は、神田にありました。

  ここは、神田淡路町「松栄亭」斜め向かいにあり、荒物金物雑貨を商う「市川屋」さん。

  神田ラガンのオーナー氏に新年のご挨拶に伺ったとき、ここのお店は商売人の鑑だ!!!

  と教えてくださったので、どういうものだろうと興味津々で参りました。

  あどまちっく天国でも紹介されたそのお店は古くから営んでいる昔ながらの佇まい。

  商品の陳列は見事なもので、一体商品数はいくつ????

  と、数える気にもならないほどでも、とっても几帳面に丁寧に陳列されており、美しい。

  今は若旦那らしき方が対応してくださいますが、奥で、おばあ様が見守っていると言う感じ。

  でも、この若旦那、タダモノデハナイ!!

  大変親身な対応と、商品知識もお見事。

  そして、カウンターの上にはレコードプレーヤーが。

  金曜日にはじめて見たとき、これって現役?と気になりましたが、閉店の時間だったようで目的物の問い合わせですぐにおいとまを。

  月曜日に商品番号を持って再度お邪魔したとき、レコードが回っていました!!

  戦前のブルース?ジャズ?そのあたりの分類さえわからない私ですが、

  「古きよきアメリカ」なんていう表現がぴったりな感じの曲でした。

  これが、あのお店に合いすぎ。

  かけているレコードのジャケットが見えるように置いてあります。

  全部を通して、現役レトロを実現しています。

  私は、古いものでも陳列してあるものにはあまり興味がありません。

  しゃれてなくても、シンプルでも、現役で活躍しているからこそ愛され、価値が光るような気がしています。


  そして、地域にある好きなもの、大事なものは自分たちで守ってゆく必要があるのだということを、

  法政大学大学院、政策創造研究科において理解を深めました。

  その実行の意味もあり、それまで、住まい地近隣のホームセンターに車で出かけて買ってこようと思っていたのですが、市川屋さんにて買い求めることにしました。

  皆さんも、ぜひ、家の中で切れている日用雑貨を探し出して、若旦那を訪ねてみてくださいバニーガール

  あれは、実際にお店に行かなくてはわからない空気感です。

  レジも、必見ですよ~みちゃった


以上、本日は特別な場面ではない、ふと近くの日常に存在する音楽シーンのお話をさせていただきました。

  中野