青森探訪(大鰐~弘前)&岩手県大船渡 | 万世橋とわたし(神田)のブログ

青森探訪(大鰐~弘前)&岩手県大船渡

大阪でのシンポジウムに参加した翌週には

青森県南津軽郡大鰐町への現地視察に行ってまいりました。

視察というと立派ですが、現実はそのようなものではなく、単に夏の講義で伺ったお話の検証程度のものですが。。。

これには、佐々木俊介先生に大変お世話になり、鰐カムのYさんをご紹介いただいて、地域の観光や楽しみ方、宿泊先の候補を挙げていただいたり、もちろんお食事のバリエーションもご教授いただきました。


金曜の晩に車で自宅を出発し、そして、朝 鰐カム到着時に、さっそくお土産コーナーで講義のときのお話や自分での情報収集した産品の実際を見て回り、宇宙からの使者みたいというか、古代の遺物的というか、大仏様の「螺髪(らほつ)」が成長したような形状の見たこともないカリフラワーに遭遇!!!

迷わず、ご近所へのお土産に買い占めました。ごめんなさい。土下座


Yさんにご挨拶した後、おもむろに鰐の湯でリフレッシュ!!

温泉に浸かりながら、周囲の方々とお話をして、地元の方々の自慢の施設であることがよくわかりました。

この中のお一人の方は、弘南鉄道と鰐カムがコラボした「さっパス」がお気に入りでした。

そして、総じて鰐カムでお仕事をされている方々の対応は、マニュアルではなく、心からお客様の立場を思いやる気持ちに基づいた配慮があることが印象的でした。


入浴後、10月5日にご紹介した、枝豆の相談に乗ってくださったSさんにもお目にかかることができ、改めて御礼を申し上げられてうれしかったです。

たまたま、鰐カムが地域活性の分科会の会場となっている日で、Sさんには、その取り組みのひとつとして焼いた出来立てのアップルパイと「ウェルカム」の休憩コーナーで提供しているコーヒーをご馳走になってしまいました。

なんてラッキ~ハート


そして、旅行で大きな決定事項の一つは、やはり宿泊先だと思います。

大鰐温泉に泊ってこの地域を堪能することも魅力的でしたし、地域らしさを醸し出している旅館がイメージにありましたが、

弘南鉄道と連携した「さっパス」つながりの弘前にも興味があり、

Yさんからの情報により、「地元資本で頑張っているというホテル」という一言で、弘前の市街地にあるビジネスホテル、弘前国際ホテル http://www.hirosaki-kokusai.co.jp/  に決定しました。

このホテル、ただものではありませんでした!!!

気遣いの行き届いた接客ももちろんのこと、

あらかじめモーニングが特徴的であるとの口コミを見ていましたが、半端じゃありません。

地域の特色あるお料理をふんだんに提供してくださり、目移りして朝からもう動けないほどたくさん美味しくいただいたのは申すまでもありません。


ただ、せっかく東北に行ったので、岩手の旧同級生に会おうということになり、

青森市はもちろん、弘前城さえも見ることなくこの地を去るに至りました。

でも、土曜の晩には弘前のホテル周辺をゆっくり散策し、商店街の頑張りや地域の方々の暮らしなどを垣間見ることができ、Yさんご紹介のお店でゆったりと美味しい日本酒と食事をとり、自分としてはとても満足な時間を過ごしました。


そして、朝からまた大船渡までの移動が始まりましたが、ただの移動では済ませません!

ところどころ地元の方々が利用するスーパーや産直のお店に立ち寄りながら、地域特性のある食材をGETしたり景観を楽しんだりする一方、改めて東京という都市の巨大さ、そしてさらに膨張していることへの危惧なども抱きながら、

昼頃に大船渡に到着しました。

その友人は、保育課を卒業した後すぐに教育学部に転入し、以来小学校教諭として子どもたちと接しながら「現場は大変!!」というクラス会返信の近況報告を見ていて、ずーーーっと気になる存在でした。

大船渡は、一団の土地がなく、古くからの家並みがそのまま維持できていることから、子どもたちの関係性がとても親密であり、友人は外の世界は怖いことがいっぱいあるのだと、教えなくてはならないとのこと。

クラス会であったのは○○年前だったか、何しろ学生時代から会話をほとんどしたことのなかった相手ですが、会えばそんなことは関係なく、昨今の子ども事情の話に没頭できるというのが学生時代をともに過ごした強みなんでしょうね~。

他、たわいのない話をしながら2時間ほど昼食を歓談し、再度東京で会おう!と約束をしながら、帰路に向かいました。

後日、手紙のやり取りで、青森からした私からの突然の連絡に、

「保険・宗教の勧誘か、はたまた、傷心で一人旅か、と思った」

との打ち明け話に大笑い笑い


そんなこんなで、金曜夜9時出発、日曜夜ほぼ9時到着の、48時間

千葉から青森、岩手経由の旅は無事終了したのでした。

新幹線が通る前の、華々しい青森ではない、

本来の地域の空気を楽しむことができる最後の機会を捉えることができて、本当によかった。

中野