お隣にふきをもらい、アクぬきの仕方を教えてもらうとき、紫色のが美味しいんだけどねと言う。


そう言えば、我が家のふきは紫色だったと思い出して、刈り取ってみた。


この後、塩でゴリゴリして、ゆがいて筋を取った。


そして、その隣でわくからはみ出しているドクダミたちを、片っ端から抜いて洗い干した。


私はドクダミ茶を飲むと、なぜか気持ちが悪くなるので飲まないが、みなさんお茶が美味しいと言う。


まー、誰か欲しいお方にあげましょう。しかし、こうやって何かしらの反応を感じるって、やっぱり薬なんだろうね。


よもぎもそう、採る時期もあるみたいだし、人によっては副反応が出たりする方も居るそうだから、気をつけるに越したことは無いと、首を引っ込めてしまう。


人に上げるのも、それを考えたらやはり怖い。


そう言う意味では、この間もらった小松菜の種は、プランターながらだいぶ育って来た。


お味噌汁の具としては、ありがたい一品だ。


誰もが知っている野菜と言うのは、それだけ安心も付いて来るんだろうなと思う。


本当は、畑でも借りられれば良いのだろうが、


この辺りは、市の貸し農園でも、草取りはちゃんとして下さいとあるし、虫が着いたら直ぐに速やかに省く作業に取り掛かることともあるし、また、有機肥料使用のことと書いてあってびっくりした。


まー、自然栽培とか、やっぱり試してみたいと思われて、市の貸し農園で、誰かがやっちゃったんだろうなぁと、


私でさえも、借りるなら野原みたいなところで、多少の手は掛かっても、放置栽培に近いことはやったみたいと思う。


我が家の庭の今年の草たちは、ミツバが元気で、せっせと除草しているが、完全に省くつもりは無い。


狭い庭と言うには、悲しい狭さだが、こうなったのには、この辺りもこの所急に開発が進んだからだ。


少し歩けば、昔はおおばこも、サンキライも、山葡萄も、たんぽぽもよもぎもあった。


今そこには、小さな家が立っている。


近くの田んぼも、市民センターが立って、車の往来が増え、主道路に自家用車を出すのにも一苦労する。


ま、人によっては、スーパーにも金融機関にも、徒歩で行けるのは魅力なのだそうだが、


今、庭に山葡萄がやっと、ツルを生やしてくれる様になったが、


自然豊かだった、嫁いで来た頃が今は懐かしい。


信号機も街灯も味気ない物に変わってしまった。


こうなると、もう一度、自然を感じに、あの山に登りたいなと思う、


そこは自然が豊かで、真冬でもキャンパーが絶えないし、夏となると、狭い地を重ねる様にテントを張るので、びっくりする。


秋となったら、紅葉狩りに人人人の波に飲まれる。


だが、なぜかしら、度重なる台風でだいぶやられて、景色が傷んで来ているのは、わざとかしらと、この頃は思ってしまう。


昔は、とても美しいところで、渓流の大岩を飛び歩いた思い出があるのだよ、


夏の暑い時に、子どもたちと涼んだのは忘れられない。


本当は、あの美しさを取り戻して欲しいのだがねぇー。