会社を創って、しばらくの間は、午前9時から、午前2時、3時まで仕事をしていたの。

午後5時に、小学生を帰宅させるための♪が鳴ると・・・


あ~5時だわ・・・

あと12時まで7時間も働けるわぁ~って、思っていたの。

そして、そんなにも働いたのに、給料はゼロ。


給料が出るって、当たり前のことと思っていただけに、本当にびっくりしたわ。


午前2時か3時に、しぃんとした、ひんやりした道を歩きながら・・・。



「今日も仕事入らなかったね。電話はあった?」


「あったよ・・・」

「うそぉ、どこから?」


「ん・・・間違い電話。」



不思議と私達には悲壮感など全くなく・・・

むしろ、今まで感じたことのない充実感があったの。



私 「悪いこと言ったら・・・その後に、お口直しで・・・こう言ってみない?」「・・・ちょうどいい、じゃ、どうしようか!って・・・」



夫「なんだよ・・・それ・・・」


私「そう言われたら・・・どうしようか、って・・・頭が考えるのよ」「大丈夫、明日はきっと、仕事が来るわ!」



今・・・あのときのことをすごく、すごく懐かしく思える自分がいてくれて・・・

本当に、幸せよ。