月に1回異業種交流会に行っているの。

同世代の人で、ここ何年間に起業した人たちが中心になっている会なの。

初めて参加したときは、六本木ヒルズの有名なレストランの一室を貸しきって、という事前連絡に、なんだか、ぎらぎらした人の集まりでは?

(まぁ、それも悪くはないけど)と、少し腰が引けたけど、行ってみると、予想とは少し違っていたわ。




仕事帰りの8時からの集まりだったけど、ネクタイを締めていたのは、20人中、2人くらいなの。

夏らしく麻のスーツやジャケットだったり。


いわゆるおじさんがいないの。あんまり生活感が出ていないのね。

大人の男性のかっこよさがあるの。若い男性には残念ながら、出せない「なにか」をみんなもっているの。


急にクールビズでネクタイ取りました、という雰囲気ではなくて、すでに何年か前から夏はネクタイなしで仕事をしているよ、というネクタイがなくてもさまになっている方が多いのでした。






名刺交換しても、○○コンサルタント、システム○○とか、名刺からでは、何をしている人なのかもわからないの。


でも、みんな自分の発想で、自分らしくビジネスをつくり、自分らしく稼いでいるわけで、たくましく生きている、そのエネルギーが気持ちいいわ。

こんなふうにも、あんなふうにも生きていけるのね・・・。へぇ~。すごいわぁ。


こんな人たちと話していると、すごく元気になるの。と、同時に、なんて、自分は狭い世界を生きてきたんだろうと、思ったりするわ。


昨日は、「偶キャリ」というキャリアの本を書いた著者の方が来ていて、お話ができたの。11年前から独立して仕事やっているんだって。すごいわぁ。素敵な女性だったわ。


私もスタンフォード大学のクランボルツ先生の「偶然」がキャリアつくる、というのは研究していたの。


人生に転がり込んでくる様々な偶然は大切にしたいの。

そういう偶然をいつでも歓迎できるように、心のドアは広く開けておくわ。


所 由紀
偶キャリ。―「偶然」からキャリアをつくった10人