蝶ケ岳(長野県)
令和6年7月19日~20日(金土)7名参加
遅刻者が一名いたが、ほぼ順調に上高地に到着。7:30バスターミナルからスタートとなった。歩きだしたら、LとSLの背中があっという間に見えなくなり懸命に追いかけた。徳沢で梓川と分かれていよいよ長い登りだ。計画書では小屋まで5時間半の登りだよ! 針葉樹の森は変化のない景色でただただ登るのみ。体が重たくて、中間地点を越えたあたりではへとへと 。眠気も襲ってきて脱水症状かもしれないとスポーツドリンクを沢山飲んで休憩したら回復した。怖い怖い。頂上直下まで来たら、頑張ったご褒美のような花畑だ。ハクサンイチゲ、チングルマ、クロユリetc、素晴らしい。山頂を踏んで16時前に小屋に到着した。
翌朝、蝶ケ岳のTシャツを着こんだ蝶シスターズも下るだけなので気分も楽。笑顔の記念写真だ。ところが、外に出たとたんすごい風、直に笑顔が消えて身を守るのに必死の形相になった。これでは歩けない。小屋に引き返し、他の多くの登山客としばし待機し予定より1時間遅れで下山開始。常念に向かう道から横尾へ下山の計画だったが、強風を考えて往路を引き返すことになった。樹林帯に入ったら風は嘘みたいになくなった。風の代わりに雨だ。登りも長かったが下りも当然長く、徳沢に下りそこからの水平道の有難かったこと!雨も上がって明神でビールと解放感をたっぷり味わった。
年齢も国籍もリュックの大きさも様々な多くの登山者や観光客とすれ違った。週末の上高地はカラフルだった。
まんさく山行ではトップクラスのロングコース。暴風や雨、疲労困憊といろいろあったが、綿密な登山計画のおかげで無事登山口に到着し忘れられない山行となった。(坂田)