こんにちは













『ヤバイです💦出てきました!』
『ちょっと見せて下さいね。』
『セルシンかぁ…』
『あ…一応、私看護師なんです~……』
『夢の世界におるみたい』と何度も言ってた。私の中では自覚ないけど『今何時?』て、数分置きに聞いていたらしい
こんな会話に付き合ってくれてありがとうね

『処置中に、痛い、痛いって言ってたの覚えてます?』
『え?全然覚えてないです。全然痛くなかったし、気付いたらもう部屋でした。笑』

まんぷくまる子のまる子です

今回は子宮内搔爬術の話を書いて行きます














朝7時から絶飲食と聞いていたので、7時前に起き最後の飲水を摂取する。説明書には朝の9時って書いてあるけど、7時なんやなぁ…。
トイレに行った後
ん……
ヤバイ、出てきた‼️

ラミナリア挿入後に抜け防止?出血防止?の為のタンポンが入っているのですが、それがニョキっと顔を出してきた

すぐにナースコールを押し、来てもらう。


と言われ、看護師さんにお尻を突き出す感じで見てもらう
こういう時って、恥ずかしいとか吹っ飛ぶね


無事に押し込んでもらい収まりました。
そして、朝に再び子宮口を広げる為、再度ラミナリア挿入。。。
2回目やから痛みマシかな?と思ったが甘かった…
ゔぅ……‼️ふー‼️いたーい

やっぱりこの処置って何回やっても痛い。
また生理痛のような鈍痛に襲われ、下腹部をさすさす
しながら部屋まで戻る。

そうこうしてたら、夫登場

主治医が今の現状とこれからする治療について説明をしてくれました。本当に、主治医が丁寧でとっても分かりやすく説明してくれるいい先生で良かった

ようやく11時過ぎに点滴を入れ、12時前に呼ばれた。いよいよか(゚A゚;)ドキドキ
夫は私のこんな姿はもう見ることないと思ったのか、記念写真を撮ってた📸
勝手にオペ室でするもんだと思ってたらラミナリア挿入をした病棟の処置室
えっ!?こんな普通の処置室でするんや!!??オペ室じゃないの~???と驚きながらいつもの診察台に座る


そこから、酸素マスクを付け、酸素飽和度を測るSpo2モニター、心電図モニター&血圧計を装着し、着々と準備が進められました。程なくして、主治医登場。
👨⚕️『眠たくなる薬入れていきますね。ちょっと薬が入っていく時痛いですよ~。セルシン下さい。』※セルシンは催眠鎮静剤として使用

👨⚕️『お薬知ってるんですか?』

ここでカミングアウト

そして、ここから記憶なし。全身麻酔じゃないけど、麻酔をかけられるってこんな感じなんやーっ

そして、何時間経っただろう……と本人は思っていたが30分程で終了したらしい。
部屋に戻ってすぐくらいに目が覚め、夫が見えるがなんか斜めにグルグル回って見えて




看護師さんからも


と、こんな情報を聞きました。薬って凄いね、麻薬やってる人もこんな感じなんかな?こんなのが気持ちよくってやってるんかな?て夫と話しました。その気持ちは分からんな~

そして術後わりと出血が多く、まだぼーっとしてた時に看護師さんに“結構血が出てる”と報告し、パットを変えてもらった。ほんとなんにも出来ない状態になると、看護師さんの有難みがとってもよく分かる



そして水分摂取し問題ないことを確認し、食事が運ばれて来ました。退院の足でそのままご飯食べに行こ~\( ´ω` )/と夫と話していた為、夫婦で病院食を食べ←それでも食べる食い意地張ってる2人w
退院。
なんかまだふわ~っとした気分が続いていましたが、吐気とかはなく食欲もモリモリあり、前から気になっていたお好み焼き屋さんに行って、しっかり食べて我が家に帰りました

今回、1泊2日だけど入院をして、初めて患者になって思ったことが沢山ありました。今まで患者さんに寄り添ってきたけど、患者さんの立場になって言葉もかけてきたけど、全然分かってなかった。全部○○のつもりでしてきた。私、十数年看護師やってきたけどまだまだやったなぁ…と思い知らされました。実際、病気にならないと分からない事は沢山ある。
母にこの事を話した時、
『吉田沙保里も、初めて負けて敗者の気持ちが分かった。って言ってたもんな。やっぱりその立場にならないと分からない事はたくさんあるよね。けど、わざわざ病気にならんでもええのになぁ。』と言われました。

これが学べたことは、この病気になって良かったなと思えた唯一の事でした

そして、この経験をしたからこそ、それを踏まえてまた病棟で働きたいな…とも思った入院生活となりました
