前に働いていた職場の

同僚が
私の店にパンを買いに
来てくれました。

彼女は娘がいて、
国立中学から
高校は
県内では上位ランクの進学校へ
この春から入学をしたそうだ。

模試や
勉強が忙しくて
大変そうと話をしていた。

まだ1年なのに
志望大学を聞かれ
紙に書いて提出したあと
個別懇談でその進路の話があるそうだ。

ほとんど
東大や京大を目指すらしいが
まだ娘本人はどうしていいのか
わからないらしい。

学びたいもの
専攻したいものが見えてないそうだ。

そんな話をしながら
同僚がため息まじりに、

あたしなんかさ〜
高卒だからさ〜
恥ずかしくて、恥ずかしくて〜
どこを卒業したのか
聞かれたら答えられないよと言った。


じゃあ、
今から、大学行けばいいじゃんと
言ったら

そんな返事が返ってくるなんて
予想外だわという
驚いた顔をしていた。

ついでに

恥ずかしくない学歴って
どんなんなん?って聞いてみたら

答えに困っていた。


学歴が恥ずかしいのではなく
生きてきた人生に胸を晴れないのだ。

わたしは
短大卒だけど
恥ずかしいなんて
思ったことがない。

人生なんて、
歳を重ねても
勉強しなきゃいけないことだらけ。

それを放棄し
昔は、昔は、昔はって
なにかあると
昔のことばかりを持ち出す
老人にはなりたくない。

自分のことを恥ずかしいなんて
思って過ごすのはもったいない。

進学校へいって
勉強ができる娘がいるなんて
小さい頃から
まめに絵本の読み聞かせしたり
いろんな経験させたりと
勉強する習慣を身につけさせる
努力もしたと思うんです。

自分のことを下げるのではなくて
もっと褒めて胸張って欲しいな。